冬の鍋物に欠かせない葱。 7月は、年末に収穫するネギの定植時期にあたります。 園芸店には苗も売られていますね。 というわけで今回の「緑の相談所から」は
ネギの栽培について
日本にはネギの種類が多くあり、周年栽培されています、中でも、白くて長い葉鞘部を食べる根深ネギは、主として関東以北で栽培され、緑の葉を食べる葉ネギは中部以西で多く栽培されています。
根深ネギでは金長、夏扇、一文字黒昇りなどの品種があり、葉ネギでは九条ネギを中心に、奴、観音や、最近は子ネギの品種も多く見られます。
原産地は中国西部と言われており、その中国で品種分化が進み、華北地方の太ネギが日本の根深ネギに、華中の葉ネギと太ネギのの中間型が九条ネギを中心とした葉ネギとなりました。
ネギは多年草で、普通は2から8本に「ぶんけつ※」します。 生育適温は15~20℃で冬に地上部が枯れる夏型と、休眠しない冬型があり、ある程度大きくなった株は冬の低温で花芽が分化し、春になるととう立ちし、開花します。 ※ぶんけつ:茎の基部付近から枝分かれすること
生育には根が多くの酸素を必要とするので、排水の悪いところでは根腐れをおこしやすく、生育も悪くなります。
作型としては 春播きで ・3月下旬「は種」、7月上旬「定植」で12月上旬から「収穫」 秋播きで ・9月下旬「は種」、5月上旬「定植」で7月下旬から「収穫」が始まります
緑の相談所では、花や緑に関する相談に応じています。 無料ですのでお気軽にご利用ください。 TEL 096-368-7321 相談時間・・・開園日の9:00~12:00、13:00~16:00
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