平成28年9月15日(木)晴れ 熊本地震発生から154日。 本日は、マサイキリンの赤ちゃんと はじめて、放飼場で全頭が合流。 寝室は、①ラン&冬真、②小春&赤ちゃん、③リキの3部屋あり 格子越しに、顔は合わせています。 スタッフが見守る中。 まず、ラン&冬真、リキを先に外へ。 リキ(↓)
ラン(母)&冬真(仔)(↓)
そこに、小春が赤ちゃんを連れて ときどき振り返りながら出てきました。
立ち止まった赤ちゃんを振り返りつつも 大好きなカシの葉をみて
小春母さんは、もう行くわよ。
ぬぼー・・・
ん? おいていかれた・・・
動き出す赤ちゃん。 母さんではないほうへ、とことこ。
その先には、冬真兄さん(リキが2頭の父)。
弟を迎えに来ていました。
ちょっぴり緊張しているお兄さん。
首を伸ばしてきた冬真に
今度は赤ちゃんが少し緊張。
やっぱり、母さんのところに行くのだ!
えーっ そりゃないよ~。 小春(左)は、ラン(右)と並んでモグモグ。
カシの葉に隠れていますが、間のちっこい脚が赤ちゃん。
小春の赤ちゃんは 冬真の最初の頃と違って、結構積極的にあちこちへ移動。
冬真は、ちっこい弟をかまいたくて 視界に入ると、すぐに近づいていきます。 その後ろから、小春母さん。
小春がグルーミングしていると
すぐに冬真もやってきます。
かいぐり、かいぐり。
冬真、まかせたわよ。
カシの葉の残りを食べてくるわ~
ぐいぐい冬真に、おされ気味の赤ちゃん。 間に入る小春。
お母さん、あっちの日陰に行ってくるわ。
えーぼくもー
冬真も、べったり。
あー・・・奥には、リキ父さんがいるんだけど
大丈夫かな。 冬真が生まれたときも なにあれ、なんか走るちっこいのがいるんだけど! と不安になっていたリキ。
すでに遠くに避難していたリキは ちっこいのが近づいてくるのをみて、目が釘付け。 走らないよね、走らないよね・・・。 案の定、冬真が弟にちょっかいを出して 2頭で走り回りだしました。
手前が冬真(↑)。
スイッチの入った2頭は 縦横無尽に追いかけっこ。
まぁ、ランと小春はいいとして
ちっこいのが走るたびに、あわあわするリキ。
だから、そっちはだめってばーっ!
・ ・ ・ リキ、パーニーック! 3頭で走ってこられると迫力です。
リキは、赤ちゃんがいないところへ、避難。
ぐりぐり、ごりごり、冬真。
だから・・・
そっちに行くと、父さんがいるんだって。 リキを刺激しないであげて~~
リキ、再びパニーック!
その後も、冬真とちびっこがじゃれて 大人がまきこまれること、しばしば。 リキがあわあわ走り出すと、小春もランも走り出して 5頭で走られたときは、壮観でした。
ラン、小春、冬真、赤ちゃんの4頭一緒は多いけど
5頭で、近くにいたのは、これが最後。 リキの精一杯。
あとは、赤ちゃん&冬真。
・・・たちからはなれたところで ひたすら不安な様子をかくせないリキ。
近くに4頭くると・・・そわそわ☆
小春がはなれると
こどもも移動。
冬真も。
運動したら、おなかすいた赤ちゃん。
小春母さん、おっぱい拒否。
だめだって~。 あとできっともらえるから、大丈夫。
再チャレンジ。
げし!☆
小春母さんは、きびしい。
その頃のリキ父(↓)。
ちっこいのの動きを、遠くからずーっと見ています。
がんばれ、リキ。 相手は、自分のこどもだ!
こどもたちが寝室にかえったあとに やっと、のびのびできる、リキ父でした。
熊本地震から5ヶ月がたち 熊本市にたくさんあった避難所も 熊本市総合体育館を最後に、本日で閉鎖となりました。 当園のスタッフも 夜間の応援で何度かすごした避難所です。 今後も、けして楽な道ではありませんが 市民の皆さんと一緒に乗りこえていきたいです。 上野、北川、草野、高田、平瀬、松本 松男 |