2026年1月9日(金)
みなさんこんにちは!
今回のブログは、繁殖を目指した
ビントロングのお見合いのお話。
この度 猛獣舎にやってきた♂ブーン
当園では♀ネーと♂ブーンを飼育していますが、
猛獣舎にネー、レッサーパンダの隣にブーン、
離れた場所で飼育していました。
これまでは慎重派なネーが落ち着いて過ごせる
環境づくりを優先してきましたが、
少しずつではありますが 行動範囲が広がり
飼育員との距離も縮まってきたため、
ブーンとの繁殖を目指した取り組みを開始!
まずはブーンの寝室となる部屋を
ビントロング仕様に模様替え。
樹上生活をするビントロングに合わせて
太い丸太や消防ホースを設置したり、
危ないところがないか点検・修繕をしました。
そして、引っ越し前に顔合わせをするため
ブーンに何度か猛獣舎に来てもらいました。
ケージに入ってもらい、バックヤードを通って
猛獣舎に移動していたんです。
ケージの中にブーンがいます
はじめこそ威嚇しあっていましたが、
回数を重ねるとおだやかな反応に変わっていき
これなら隣の部屋で過ごしても大丈夫だろうと判断して
昨年11月にいよいよ完全にお引越し。
それからは、
午前中はネー、午後はブーンを放飼場に出し、
夜間は隣同士の寝室で過ごしてもらっています。
猛獣舎にもすぐに慣れてくれたブーン
慎重でじっとしていることの多いネーと
おだやかなブーン。
顔合わせの時の行動をみても
あまり大きな反応はないかと予想していましたが
実ははじめは激しく威嚇しあっていました。
飼育員は一度も鳴く姿を見たことがなかったブーンが
「ギャウ!」と吠えるように鳴いて威嚇。
ネーも低い声でうなったり、
網越しに飛びかかるように威嚇。
ブーンの寝室をのぞきこむネー
お引越ししてから数日は、夕方になると
2頭の鳴き声が響くほどでした。
これには、ブーンの前担当者もびっくり。。
寝室の間の柵には
網や目隠しのための板を張っていたので
ケガをすることはありませんでしたし、
お互いに興味を示している証拠ではあるものの、
担当者としては緊張感のある時期でした。
そわそわしながら見守っていると
だんだん威嚇をすることも少なくなり、
その後も2頭の様子を観察しながら
目隠しの板を一枚ずつ外していきました。
ブーンはネーにとても関心があるようで
昼の入れ替えの時には
ほぼ必ずネーの寝室をのぞきこみ、
放飼場でもネーがよくいる場所の
においをよく嗅いでいます。
通路を上から撮っています
ネーがいつもうんちをする場所もチェックするブーン
一方のネーはブーンに近づくことが少なかったので
寒さ対策として寝室に敷いた乾草を交換して
お互いのにおいを感じてもらうようにしてみました。
嗅いではいたものの、
そもそもあまり乾草が好きではない様子のネー
今年に入ってぐっと気温が下がり、
寒さが苦手なビントロングたちは
なかなか放飼場に出たがらなくなり、
最近は日中も2頭が寝室で過ごすことが増えました。
飼育作業の合間を見つけてできるだけ
猛獣舎に立ち寄るようにしていたところ…
なんと!
ブーンとネーが網越しに近づいていったので
威嚇か…?とどきどきして見ていると
2頭が鼻先を寄せ合って
においを嗅ぎ合っていたんです!
写真ではわかりにくいですが…
手前がネー、奥がブーン
ケンカかも?とどきっとしましたが
しばらくそっと嗅ぎ合って
少し離れて、また嗅ぎ合う、というのを
数回続けていました。
これまでにないおだやかな様子で
こんな2頭ははじめて観察しました。
これだけで判断することはできませんが
2頭の関係性が変化してきているのかもしれません。
今後も丁寧に観察しながら、同居を目指していきます!