平成28年3月6日(日) 曇りのち晴れ チンパンジーの喜ぶ顔が見てみたい @熊本市動植物園 ~大人のためのプログラム~
予報では、雨。 
お昼もどんよりした曇り空。 てっきり、屋内での作業になるかと思っていましたが 皆さまの行いがよろしかったんでしょうね(^^)
イベント時は、暑すぎるくらいの快晴となりました♪
むしろ、熱射病や脱水症状になりそうなくらいの☆ 雨具ばかり気にしていましたが、まさかの帽子必須。
・ ・ ・ さて、今年で3回目となりました。
NPO法人サンクチュアリ・プロジェクトと熊本市動植物園とが 主催となって行う年に1回のイベントです。
はじめに、野村副園長からの挨拶で、今回のイベントの趣旨として 動物の飼育方法と環境エンリッチメントの大切さ さらに環境教育の普及についてお伝えしました。
そして、オリエンテーションの講師は、恒例となりました ほぼほぼチンパンジーといっても過言ではない野上悦子さん。 NPO法人 サンクチュアリ・プロジェクトのスタッフです。
毎年、ありがとうございます!

今回参加された方は はじめてチンパンジーのイベントにご参加いただいた方と 熊本市動植物園が主催するチンパンジーのイベントに 何度も参加してくださる方、両方いらっしゃいました。 それでも、この合同主催イベントには皆さんはじめてのご参加ということで チンパンジーについての新たな情報や 現地の状況やチンパンジー保護の取り組みについても 耳を傾けておられました。
その後、実際にエンリッチメントとして「実のなる木」の実つくりから作成。
いつもは飼育員がチンパンジーたちの移動先に あらかじめつくって設置しているものを、今回は皆でつくっていただきました。 




途中、「実(み)」に針金で麻紐を通す作業があるのですが 飼育員が自分の指をさしてしまうというまさかのハプニングがあり みてしまったお客様、大変申し訳ありませんでした。

とはいえ、今回は中学生以上の大人のためのプログラム。 皆さん手際よくつくっていただき あっという間にバケツいっぱいの実が完成!
その実をもって、チンパンジーの島へ移動。
大きな枝にいっぱいつるしてもらったり やわらかい果物などは直接枝にさしたり。
さらに、その枝を大タワーの上に設置して 観覧デッキからチンパンジーたちが食べる様子を観察。 使用した木は、トウネズミモチ、キンモクセイ、マキ。





前列に、ひときわ強そうな霊長類☆ ・ ・ ・ さて、いったん島から出て観覧デッキから今日は観察。

チンパンジーたちが、島に出てきました。
先頭は、オスのマルク。 そして、ユウコ、カナエ、ノゾミ、クッキー。 

皆、大タワーをみて、オッ!、という表情とともに、早足に。

大タワーに向かう途中も、いくつかごちそうの木を発見!
テンションあがったユウコが、大きなフードグラント。
カナエもマルクもにっこり笑顔で、手を伸ばしはじめました。
ちょっぴり出遅れたクッキーは、大タワーに行き着く前に、ちょこちょこ採食。
ノゾミは、小柄な体が大タワーの枝葉にすぐに隠れてしまいました。 手足や腰だけチラチラ動いています。 

ユウコがきらきらした目で、どれを食べようかと見つめています。



(↑)ちょっと左側が見きれていますが、チンパンジーの笑顔ですよ(^^)







あらかた、実がなくなると、キンモクセイの葉を食べ始めたカナエとノゾミ。


狂喜乱舞するようなテンションではありませんが 皆、控えめながら喜びを現してくれていました。
これだけの量を1回の食事であげることはまずないので (プクプク太ってしまいます)、皆の動きがニブくなりました。
小タワーでは、大の字のカナエ。 
いつもの、ノゾミとマルクの追いかけっこも、ゆっくりゆっくり。
連れ立ってのお散歩程度で、すぐにストップ。 おなかがマルっとしてました。




・
・ ・ 後日談。 よほど、おなかいっぱいだったのか 翌日のマルクは、昨夜から保存食としてキープしていたらしい ニンジンを朝からまだ3本もって、うろうろしていましたよ☆
イベントにご参加いただいた方からのアンケート結果は コチラです(↓)。 アンケート結果 (ファイル:19.2キロバイト) アンケートへのご協力、ありがとうございました! そして、わたしたちスタッフも、いつも大変お世話になっております NPO法人サンクチュアリ・プロジェクトさんのHPです(↓)。 http://chimp-sanctuary.org/index.htm チンパンジーの保護活動などにも興味をもたれた方は ぜひこちらをごらんください。 
最後になりましたが、ご協力いただいたボランティアの皆さま方 ありがとうございました! チンパンジー班:竹田 正志、福原 真治、上野 明日香 |