平成28年1月31日(日) 晴れ 植樹祭 昨年からはじまった、このプロジェクト! チンパンジーの島に木を植えようPart2 野生のチンパンジーがくらしているアフリカの森のように 動物園のチンパンジーの島に木を増やすことで チンパンジー本来の自然な行動をひきだして そのゆたかな表情や姿を 動物園にきてくださる皆さんにも 間近でみて、感じて、知ってほしい! そんな願いからはじまりました。 
まずは松﨑園長より 動物園での動物福祉のための取り組みを。
 それから、今回なぜチンパンジーの島に 木を植えようとしているのか。 その理由を知っていただくために 自然界で野生のチンパンジーがおかれている環境と チンパンジーの生態などについて説明いたしました。 
そして、現地をよりもっと知っていただくために 今回は、野生のチンパンジーが住んでいるタンザニアの ゴンベ国立公園での体験談や 人と動物、自然との関わり方など環境保全に関わる 貴重な体験談を、特別講師にお話していただきました。

環境問題を見つめなおすための 良い機会になったのではないでしょうか。 現地でのチンパンジーの保護活動や植林などの取り組みは わたしたちにも大きな刺激を与えてくれます。 ・ ・ ・ 次に、実際にチンパンジーの島での植樹の様子ですが ・ ・ ・ ここで、お詫びと訂正があります。 市政だよりのイベント掲載が、1/30(日)となっていたため 前日こられたご家族もいらっしゃいました。 1/31(日)が正しいです。 この場をお借りして、再度お詫び申し上げます。 大変申し訳ございませんでした。 広報に確認して事情を説明し 一足早く植樹していただきました。 環境教育のレクチャーもマンツーマンで行い
終始楽しんでいただけたようで本当に良かったです。 ちょうど、作業の応援に助っ人(クマ斑、シマウマ斑)が きてくれていたので、植樹もスムーズでした。



 笑顔で記念撮影。 ぜひ、この木とチンパンジーをまたみにきてくださいね ♪ さて、当日の模様。
今回1名キャンセルがあり、前日当日あわせて29名の お客様が参加されました。 ありがとうございました!! 1組ごとに、動物園・植物園・ボランティアのスタッフさんが ついて説明しながら、一緒に植樹を行いました。 (皆さん、ご助力ありがとうございました!)


















小さなお子さんも参加されて 移植ごてで、一所懸命植えていただきました。 皆さんの成長と共に、樹も伸びていってくれることを願います。




今回植えた樹の種類と数は キンモクセイ 7本、トウネズミモチ 4本 シナサワグルミ 10本、ビワ 2本、イヌビワ 4本 シュロ 1本、マテバシイ 1本、オリーブ 1本 合計30本です!
皆さん、本当にありがとうございました!!









植樹の後は、チンパンジーのエサ「実のなる木」を作成。 















さて、おまちかね。 
チンパンジーたちが、数日ぶりの島にハイテンション。


んん?

 カラフル野菜と果物のきれいな実のなる木。


 あ、ここにも。
 ああ、ここにも!
 




おーいしい ♪


 あらかた、果実がなくなると・・・
 ノゾミのキンモクセイをみつめる目つきが、あやしい・・・。
 ん?
 垂れ下がっていたキンモクセイの枝は
 やはりもっていかれました。

 タッタッタッタッ

まぁ、そのくらいは、予想の範囲内ですから。
 ・・・って、余裕でみていたら うっ! なんてこったい、それ、イヌビワじゃない? 
さっそく1本手折られてしまいましたが
ユウコは、その後小タワーのダミーの枝葉に夢中。 よしよし、ごまかせた。
 マルクもマテバシイを食べだすと ユウコ、じーっと間近でみつめる。 (それ、おいしい?) 
マルク、向きを変える。 (いやいや、ユウコ。左手と左足に同じものもっているだろう)

(でも、あなたがもっているそれが、おいしそうなの) ユウコのガン見は、いつも近い。 クッキーも、ダミーのマテバシイをゲット。 よかったね♪

・ ・ ・ ん?
 んんん?
 まさか!
 また、ノゾミーっ!!!
 うしろのカナエも、それ、キンモクセイーっ!!!

さらに、カナエは長身を活かして
 あ、よいしょーっ
 ゲッツ ♪
 カナエは、上からも、にこにこ周りを確認。 
ハッ! 急に、引き締まった表情に。
 カナエ、いってきまーす!
 キンモクセイを食べているね?
 そうよ、だっておいしいから。

マルクとノゾミは、追いかけっこ開始。 
島を縦横無尽にかけまわり・・・
 グルーミング中のクッキーの周りもぐるん。

シュロの周りも、2人でぐるんぐるん ♪ 
アハハハ
 ウフフフフ
 ほーら、おいついちゃうぞ~ ♪
 ・・・ってきこえてきそうなくらい、楽しそう。
ひらすらぐるぐる周る2人、みてるこっちは目が・・・回る☆ いつもは、ノゾミをマルクが追いかける格好だけど どっちが先頭かわからなくなってきました。 やっと2人がとまったと思ったら・・・

シュロ自体に興味をもちだして マルクが、幹の皮をひっぱりだしました。 ノゾミは、シュロの葉をぷっつん。




さらに、キンモクセイも、もう1度。




あ~・・・どんどん木が小さくなっていくと思っていたら 今度はマルク、イヌビワに興味を示して

かじられました。
 その後は、マルクも、キンモクセイ。

ノゾミは、・・・ん?!

それ、オリーブ~~~~~っ!!!
・ ・ ・ そうこうしているうちに、1本のキンモクセイの根っこは 麻袋に包まれて埋められていたのですが その切れ端が土の上にのぞいているのを発見。 不思議そうに、ひっぱりだし・・・ 「マルクーっストーップ!」 上と下から叫んで制止しようとしましたが あえなく、引き抜かれてしまいました。

引っこ抜いた本人が、横倒しになったキンモクセイに ?マークの表情をしていましたが キンモクセイの枝葉が近くなったことに気づき フンフン ♪ むっしゃむっしゃ食べられました。
 あとで、ちゃんと植えなおしましたので、ご安心下さい。 さて、カナエは、ひそかにシュロの葉ゲット。
 大タワーに移動して 
天狗のようなカナエ。 
いっただーきまーす。 
おいしーっ! 
その後、小タワーにうつり あら、マテバシイ。
 はむん☆
 幸せの、たれカナエでした。

なにはともあれ、参加された方々に楽しんでいただき チンパンジーたちも喜んでくれたので、なによりです。 明日からは、植樹した木々が根付くまで 周りにダミーの枝葉をたくさん挿して 食べられたり巣材に持っていかれる頻度を減らす作戦です。 今後の活動としては、毎年の植樹とともに 現在の島の土壌改良と嵩上げも考えています。 また、今回植樹していただいた皆さまから アンケートの回答をいただいております。 コチラ(→) アンケート (ファイル:18.2キロバイト)
最後に、いつもこちらのブログを楽しみにしていらっしゃる方 今回参加されたお客さまへ 植樹のご報告が大変遅れてしまいまして 申し訳ございません。 一言で言うと・・・とてもバタバタしておりました☆ 植樹後の経過についても、随時ご報告させていただきます♪ チンパンジー班:竹田 正志、福原 真治、上野 明日香 |