今回、島のグランドに小高い丘も作りました。 チンパンジー愛ランドは乗り物の新幹線の中にあるので、土を運ぶのもひと苦労です。 新幹線の線路、作業室から島へと続く橋の段差、橋からグランドへ降りる階段、たくさんの障害物があります。 他の動物舎は、重機を使ったりして運び入れるのですが、チンパンジー愛ランドはすべて人海戦術になります。 今回、用意した土は8M3、かなりの量です。 この土をどうやって運ぶのかと言うと、
人海戦術によるバケツリレーです。
このような大掛かりな作業のときは、飼育員全員による共同作業になります。 なお今回は、東海大学 農学部 応用動物科学科の学生さんにもお手伝いいただきました。 みんな担当の動物が居るので、夕方の閉園後の作業になります。 土をバケツに入れて運びますが、誰がどこの担当になるかで大騒動(^▽^)/
みんな「自分のところが一番きつい!」と口々に言いながら、作業します。
島グランドや階段で作業する職員は、残りの量がどのくらいか見えないので「もう半分は運んだんじゃ?いいやまだ三分の一ぐらいよ!」とこちらも和気藹々と作業します。
最初は、一時間ぐらいで作業が終わるかなと予定してましたが、休憩したときに残りの量を見に行き呆然… まだ四分の一も運んでません。 みんな、最初のころは作業しながらでも話す声は大きかったけど、一時間も過ぎたころには話す元気もないぐらいにみんな疲れ果てました。 でも、この全員作業もなかなかみんな時間が取れないので、予定の一時間越えてもみんな頑張って作業続行しました。
みんな最初にくらべ笑顔がありません。
土を運び入れるのも大変ですが、土を固めるのも大変です。 こちらもみんなで踏み固めます。
作業が終わったのは予定より一時間オーバーの午後7時でした。
この日は結局、6M3ぐらいを入れて、残りの土はチンパンジー班で数日にわたり作業して完成させました。 何もなかったところに
小高い丘が出来ました。
この丘の上の消防ホースに 麻袋を掛けて日陰も作りました。 チンパンジーの島に丘を作ってから初めてグランドに出した8月28日 ノゾミとマルクはすぐに興味を示し、丘に登ったり降りたりと遊んでくれました。 また、二人はよく追いかけっこをするのですが、わざわざこの丘も追いかけっこのコースに入れて走り回ってました。 また、日陰のために設置した麻袋でしたが、一番にマルクが上に乗って破れその後ノゾミも破れた袋に座ってました。 この日陰のためのハンモックはその後、枚数を増やしたり、高さを変えたり試行錯誤してます。 また、落ち着きましたら報告したいとおもってます。 チンパンジー班: 竹田 正志 福原 真治 上野 明日香
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