朝晩冷える季節となりましが、 皆様いかがお過ごしでしょうか?😊 今回は2025年11月22日(土)に行った第3回サポーターズデー 「目指せ!アナグマスター ときどきタヌキとキツネ」の 様子をお届けします。
(イベントポスター)
まず、「二ホンアナグマ」と聞いて、 皆さんはアナグマの姿が思い浮かぶでしょうか?
私たちの身近なところに生息していますが 見た目や生態、行動など 意外と知られていない「二ホンアナグマ」にスポットライトを当て アナグマの持つ魅力を知ってもらおう!と 今回の企画を考えました!
まず初めに、参加者の皆様には アナグマの特徴的な「顔の模様」と「爪の形」を想像してもらい、 ワークシートに描いてもらいました!🤭
(ワークシート)
(描いていただいた顔の模様と爪の形)
それでは正解を見てみましょう!
(正解用紙)
皆さん鋭い! このように、目の周りにのみ黒い模様があり、 穴を掘るための鋭い爪を持っています😊
アナグマの姿を知ってもらったところで、 次は生態についてのレクチャーを行いました!
(レクチャーの様子)
(二ホンアナグマについての説明)
(季節による変化)
(タヌキとキツネの季節による変化)
(アナグマのためフン)
(クイズの様子)
クイズをはさみながらのレクチャーでしたが、 こちらも正解者が多く、皆さんさすがでした!!😊 また、ほかにも当園で取り組んでいる 環境エンリッチメントの一つである フィーダーについてもお話しました!
フィーダーとは… 野生下では、動物たちは1日の中の多くの時間を使って餌を探します。 しかし、動物園は餌の種類や量が決まっているため、 野生下と比べると採食環境が乏しくなります。 そこで採食時間を延ばしたり、種特有の行動を引き出したり 野生本来の採食環境を再現したりと 採食環境を豊かにするために工夫した餌入れのことを フィーダーといいます。
(フィーダーの紹介)
今回のイベントでは、参加者の皆様が実際に フィーダーを使ったエサ作りをした後、 アナグマが使用している様子を観察してもらいました!😊
(クズの茎で作ったフィーダー)
(消防ホースで作ったフィーダー)
(角材で作ったフィーダー)
早速、完成したフィーダーを展示場に入れてみると…
「クズの茎フィーダー」は 爪と鼻を器用に使ってこじ開けていました! 中にはゆで卵が入っていました。 巣穴の中で生活をするアナグマは、 目よりも耳や鼻から 周りの状況を把握することが多いため、 嗅覚や聴覚がとても優れています👏 好物のゆで卵を、匂いで探し当てたのかもしれません😊
(クズの茎フィーダーを使用している様子)
続いて「消防ホースフィーダー」です! 写真では見えづらいですが、 ロープで木にくくりつけているため 前肢を木にかけ立ち上がり、鼻や爪を使って 消防ホースの隙間に入れたエサを かき出していました!
(消防ホースフィーダーを使用している様子)
穴を掘るための長い爪を うまく使ったアナグマならではの行動ですね😊
最後は、「角材フィーダー」です! 角材の間に置いたエサを、 板の上に乗り、爪を器用に使って取り出してました😊
(角材フィーダーを使用している様子)
今回作っていただいたフィーダーは、 見事に全部使ってくれました!🤭
そして、イベントの最後は アナグマの特徴や生態を より深く知っていただいた皆様には 「アナグマスター」の缶バッジを プレゼントしました🎁
(缶バッジ)
私たちの身近なところで生活している「アナグマ」ですが、 意外と知らなかったことも多かったのではないでしょうか🤭
今回のイベントを通して アナグマの生態や動物園での取り組みを 少しでも知ってもらえたらうれしいです!😌
参加された皆様、本当にありがとうございました。
チンパンジー班 一同
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