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第3回サポーターズデー 目指せ!アナグマスターときどきタヌキとキツネより

2025年11月24日(月)


朝晩冷える季節となりましが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?😊
今回は2025年11月22日(土)に行った第3回サポーターズデー
「目指せ!アナグマスター ときどきタヌキとキツネ」の
様子をお届けします。

(イベントポスター)
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まず、「二ホンアナグマ」と聞いて、
皆さんはアナグマの姿が思い浮かぶでしょうか?

私たちの身近なところに生息していますが
見た目や生態、行動など
意外と知られていない「二ホンアナグマ」にスポットライトを当て
アナグマの持つ魅力を知ってもらおう!と
今回の企画を考えました!

まず初めに、参加者の皆様には
アナグマの特徴的な「顔の模様」と「爪の形」を想像してもらい、
ワークシートに描いてもらいました!🤭

(ワークシート)
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(描いていただいた顔の模様と爪の形)
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それでは正解を見てみましょう!

(正解用紙)
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皆さん鋭い!
このように、目の周りにのみ黒い模様があり、
穴を掘るための鋭い爪を持っています😊

アナグマの姿を知ってもらったところで、
次は生態についてのレクチャーを行いました!

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(レクチャーの様子)
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(二ホンアナグマについての説明)
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(季節による変化)
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(タヌキとキツネの季節による変化)
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(アナグマのためフン)
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(クイズの様子)
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クイズをはさみながらのレクチャーでしたが、
こちらも正解者が多く、皆さんさすがでした!!😊
また、ほかにも当園で取り組んでいる
環境エンリッチメントの一つである
フィーダーについてもお話しました!

フィーダーとは…
野生下では、動物たちは1日の中の多くの時間を使って餌を探します。
しかし、動物園は餌の種類や量が決まっているため、
野生下と比べると採食環境が乏しくなります。
そこで採食時間を延ばしたり、種特有の行動を引き出したり
野生本来の採食環境を再現したりと
採食環境を豊かにするために工夫した餌入れのことを
フィーダーといいます。

(フィーダーの紹介)
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今回のイベントでは、参加者の皆様が実際に
フィーダーを使ったエサ作りをした後、
アナグマが使用している様子を観察してもらいました!😊

(クズの茎で作ったフィーダー)
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(消防ホースで作ったフィーダー)
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(角材で作ったフィーダー)
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早速、完成したフィーダーを展示場に入れてみると…

「クズの茎フィーダー」は
爪と鼻を器用に使ってこじ開けていました!
中にはゆで卵が入っていました。
巣穴の中で生活をするアナグマは、
目よりも耳や鼻から
周りの状況を把握することが多いため、
嗅覚や聴覚がとても優れています👏
好物のゆで卵を、匂いで探し当てたのかもしれません😊

(クズの茎フィーダーを使用している様子)
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続いて「消防ホースフィーダー」です!
写真では見えづらいですが、
ロープで木にくくりつけているため
前肢を木にかけ立ち上がり、鼻や爪を使って
消防ホースの隙間に入れたエサを
かき出していました!

(消防ホースフィーダーを使用している様子)
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穴を掘るための長い爪を
うまく使ったアナグマならではの行動ですね😊

最後は、「角材フィーダー」です!
角材の間に置いたエサを、
板の上に乗り、爪を器用に使って取り出してました😊

(角材フィーダーを使用している様子)
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今回作っていただいたフィーダーは、
見事に全部使ってくれました!🤭

そして、イベントの最後は
アナグマの特徴や生態を
より深く知っていただいた皆様には
「アナグマスター」の缶バッジを
プレゼントしました🎁

(缶バッジ)
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私たちの身近なところで生活している「アナグマ」ですが、
意外と知らなかったことも多かったのではないでしょうか🤭

今回のイベントを通して
アナグマの生態や動物園での取り組みを
少しでも知ってもらえたらうれしいです!😌

参加された皆様、本当にありがとうございました。

チンパンジー班 一同


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