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サル山の緑化計画!

2021年3月17日(水)


動物園の駐車場や獣舎裏で、何やら作業が行われています。
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育ち盛りの小さな木がたくさん抜かれていますね🌳
一体何に使われるのでしょうか?

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運び入れた先は、ニホンザル舎!
今回のブログは、ニホンザルの『展示場』について🐒

当園のニホンザルエリアは、展示場内はもちろんのこと、
園路の雰囲気まで
当園のサルたちの先祖が生息していた
『球磨郡相良村』の生息環境を再現しています。

オタリア側の入り口から入って
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手前が里山エリア、
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もう少し進むと奥山エリア、2つのエリアに分けられています。
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この展示場が完成した当初は、緑が生い茂った展示場の中で過ごす
サルたちの姿を見ることが出来ていました。
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しかし、好奇心旺盛なサルたち、、、
植えられた木や下草に興味津々!👀
食べたり、折ったり、引っこ抜いたりして
あっという間に、緑から茶色い展示場になってしまいました。
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野生のニホンザルたちは山の中で、
たくさんの木々に囲まれて生活をしています。
木に登るのはもちろんのこと、枝葉を折って遊んだり、
葉っぱや実っている果実を食べたり。

動物園にいるサルたちにもそのような環境で過ごしてもらいたい、
来園者の皆さまにも、より自然に近い姿を見てもらいたい!と思い
『サル山の緑化』を計画しました。

まずは展示場に植える木の準備からスタート!
先ほどの写真のように、植える木は園内や駐車場から調達してきました。

今回植えるものは、セキショウという水辺に生えている草と、
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アラカシ、トベラ、イヌビワ、トウネズミモチなどの、まだ若くて小さな木🌳
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根っこが冷えてしまわないように、
根っこを乾草から守るために麻袋で覆って保護しています。
抜いてきた木は全部で、なんと、約40本!!!
抜き方にもコツがあり、この作業だけでも一苦労でした😅

準備も整ったところで、いよいよ展示場での作業開始です!
作業中、ニホンザルたちは
全頭バックヤードに収容した状態で行いました🐒

『木を植える』と一言にいっても、ただ穴を掘って植えるだけでは
すぐにダメになってしまう可能性もあります。
知識がないと、なかなかうまくはいきません🙅
、、、ということで、当園の植物エリアのスタッフに
レクチャーをしてもらいながら植樹を行いました🌳
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奥山エリアには、
名前の通り、奥深い山の環境を再現するため、
アラカシやトウネヅミモチなどの木を、
背丈の違う、たくさんの野草が生える里山には
第一弾として、セキショウを植えました!
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着々と、展示場に緑が増えています😊
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そして、すべての木を植え終えた展示場がこちら🌳
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一見、『あれ、思ってたよりも木が少ないな』と
思ってしまいそうですが、
実はわざと葉っぱの部分を切っています。

木を抜いてくるときに根っこを断ち切ってしまうため、
根っこの吸収力が弱ってしまいます。
その分、栄養や水分などがしっかり根っこまでいくように
枝葉を剪定して、枯れるのを防ぎます。

これで、作業は完了!

待ちくたびれたサルたち、そろそろ展示場に
出てきてもらいましょう🐒

新しい枝に興味津々!と思いきや、意外とスルー(笑)
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たまに木に近づく個体もいましたが、少し匂いを嗅いだり、
触ったりするだけ、、、
このまま順調に、大きく育ってくれますように!

、、、と思っていた矢先、
最年少のやんちゃ盛り、アオイちゃんが
ぽきぽき、、、
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もぐもぐ、、、
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と、しっかり遊んでいました(笑)

せっかく植えたのに、、、という飼育員の声が聞こえてきそうですが
そんなことありません!
こんなことは想定内で、むしろ枝で遊んでいる自然な姿が見れていい感じ👏
折られたら終わり、抜かれたら終わり、ではなく
何度も植えなおし、毎日水を撒いて、根気強く育てていきます。

最近では植樹の時に撒いていた『レンゲソウ』が、
ぽつぽつと芽を出してきました。

まだまだ『サル山の緑化』は始まったばかり!
ここからどのように変わっていくのか、乞うご期待!!
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