昨年末、「伝説のシフゾウ」としてネットで話題を呼んだ、当園飼育のシフゾウのオス、ジロー。
本日正午(推定)に、左角(向かって右側の角、ジローにとっては左角)が落ちました。
シカ科の動物のオスの角は、毎年新しく伸張し、年末から新春にかけて落ちる(落角といいます)のですが、このジローは、一昨年まで5年間連続で少なくとも片方の角は大晦日に落ちていました。
偶然というには驚きの記録です、、、
このことを報じた新聞の記事が昨年12月24日(ちょうど一年前!!)の「YAHOOアクセスランキングで9位」になり、全国的なニュースになりました。
しかし皆の期待を集める中、6年連続の記録は成らず、例年より遅れること7日間の本年1月6日に2本落角という結果に。
今年はいつ、と期待の募る中、本日正午に片角落角、、、という次第です。
↓写真は落ちた左角を気にしているのか、落ち着かない雰囲気のジローです。
↓頭部、落角面の拡大写真。若干の出血はありますが、すでに血は止まり、心配は要りません。周辺の黒い部分が先日のブログでお知らせした、角の基底部(角座といいます)の線ですね。
放飼場内に落ちた角と、その後方に立つメスのメイ。
さて、、、残る片角(右角)は、いつ落角するのでしょう。
片方しか角の無いオスのシフゾウの姿を見ることの出来るのは、一年間に数時間~1日程度です。
本日中に落ちるかもしれませんし、明日か、明後日か、、、予断を許しません。
飼育第2係長 小山(獣医師)
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