平成30年6月3日(日) 熊本地震発生から781日。 今日は東山動物園より来園したマレーグマのメス、「マーネ」の近況をお伝えします。 当園にはオスのマレーグマの「フジ」が先におり、お嫁さんを探していたところ、マーネが来てくれました。 現在、2頭はお見合い中。 柵に隔てられた2部屋の寝室にそれぞれを収容し、近い距離でお互いを見ることができます。 十分に慣れてから、同居を開始する予定です。 
さて、これは週に1回、担当スタッフがあげているフルーツの氷漬けです。 マーネは寝室から運動場に出すようになって今日で2日目。 まだ慣れないためか、観覧スペースから人が見ようとすると、すぐに寝室に隠れてしまいます。 そこで、今日は飼養施設の裏側に潜入し、氷を食べる様子をこっそり撮影することにしました。

寝室と運動場との仕切りを外すと、マーネが出てきました。 少し警戒するようににおいを嗅いだ後、氷を食べ始めました。

フルーツを取り出そうと必死で、隠れている私には気づきませんでした。
マーネとフジの相性についてですが、まだ同居させていないのではっきりとしたことは分かりませんが、
担当スタッフからこんなほっこりエピソードを聞きました。 「フジが最近寝室で食べ物を残すようになったんだけど、どうやらマーネのために残しているみたいなんだよね」 聞くところによると、マーネは食べることが大好きなんだそうです。 そんなマーネの様子を見ていたフジは、なんと自分のバナナを柵の下の隙間から押し込んで、隣室のマーネにプレゼントすることがあるそうです! 慣れない環境にやってきたばかりのマーネを、フジは自分のやり方で気遣っているみたいですね。 そんなフジの優しさのおかげか、マーネはフジの近くにいる時は、一人で運動場にいる時よりずっと落ち着いているそうです。 フジ!男前! 今後も、2頭の様子をゆっくりと見守っていきたいと思います。 |