平成29年10月13日(金)晴れのち曇り 熊本地震発生から548日。 ホタルの放流 動物資料館で養殖していたゲンジボタルの幼虫を 園内の日本庭園の川へ放流しました。 この幼虫は、今年の5月25日に 園内の日本庭園エリアから域外保全のために引き上げた 成虫のオス8匹、メス5匹からうまれました。 現在、全部で1358匹の幼虫が育っています! 本日は、その中でも成長が早い500匹を選び(↑) もとの日本庭園へ放流しました。 こちらが、ゲンジボタルの幼虫(↓)。 団子状態に塊になっているのは、暗いところを好むので 光がまぶしぃよぉ・・・と仲間の内に内にと入り込んだ結果と思われます。
それにしても、これがあの美しい幻想的な光をともす成虫になるとは 思えない現在の姿。
育ててきたメンバーにとっては、それでも可愛い(*^^*)
こちらは、一番よく育った部屋の幼虫達(↓)。
ホタルのエサとしては カワニナも日本庭園からとってきて育てています。 こちらが、放流する日本庭園の川(↓)。
例年だったら、一般の方に呼びかけて一緒に放流会を行うのですが このエリアも、残念ながら非開園エリアのため 今年もスタッフで行います。 担当者の呼びかけに スタッフと動物ボランティアさんが続々集まってくれました。
水のある場所には、蚊も多く、スタッフが襲われています(↓)
はじめてホタルの幼虫をみる飼育スタッフもいるので
・・・かゆいよぉ~っ(><)
・・・スタッフも学ぶ良い機会です。
それでは、いざ、放流!
放流ポイントは、水の流れが少ないところ。
元気に育って、成虫になってね。
来年は、お客さんたちの前で光ってね。
スタッフそれぞれが、いろいろな想いを抱えながら
あちこちに放流。
自然界はきびしいので この中のすべてが成虫になれるとは限らないですが すでにこの日本庭園には、自然孵化した幼虫も根付いています。
ほどけかけたホタル団子(↓) どこにいるか、わかるかな?
来年のホタルの季節、幻想的な夜を皆さんにお届けできますように♪ 一安、岩永、上野、鎌田、北川、草野、平瀬 福原、福本、藤原、松崎、松本 直美、吉仲 |