モクセイの実、見たことありますか? ◎実
緑の相談所回廊から日本庭園に向かう途中にシキザキモクセイの木が3本あります。 うち1本は株立ち状で、台木が大きくなっているように見え、葉も他のシキザキモクセイとは異なっています。花は咲いていません。 この台木と思しき方に実がなっているんです。 ◎根元
◎実と葉
シキザキモクセイの花は、このとおり! ◎シキザキモクセイつぼみ 昨年から咲き続けていましたが、先日の寒で花が傷んで、つぼみだけになっています。
園内に栽培されている木犀には、キンモクセイ(金木犀)、ギンモクセイ(銀木犀)、ウスギモクセイ(薄黄木犀)とシキザキモクセイ(四季咲き木犀)があります。 「金」、「銀」、「薄黄」の3種類の中で実をつけるのは、ウスギモクセイだけだと言われています。 というもの、モクセイは中国原産の樹木で「雌雄異株」ですが、キンモクセイとギンモクセイは国内には雄株しかなく、ウスギモクセイだけが雌雄両方の株があるからなのだそうです。 あらためて園内のキンモクセイやギンモクセイ、別のウスギモクセイも見てまわりましたが、実をつけている木は他にはありませんでした。 園内では、この木だけがウスギモクセイの雌株(雌木)ということになりますね。 この「実をつける」ウスギモクセイはどんな花が咲くのか、今年の秋はよ~く観察してみなければ、と思っているところです。 ◎ウスギモクセイ 実
ご来園の際はこちらも回ってみてください。
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