先般の台風15号で被災された方には心からお見舞い申し上げます。 植物園施設では、ユーカリ、イペー、カロリナポプラ、ズミなど28本の樹木が根元から倒れ、多くの樹木が枝折れなどの被害を受けました。 そのため、日本庭園など一部の立ち入りを制限しながら、危険木や折れ枝の除去など復旧作業を進めて来たところです。 現在(9月7日)は、D駐車場の「小川の散策路」を除き、植物ゾーンのほぼ全域が観覧可能となりました。 今しばらくご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。 さて、台風を始め、今年の梅雨~夏は、本園の植物にとっても大変厳しいものとなりました。 それでも、季節がめぐれば、彼らの生命の営みに出会います。 ヒガンバナが咲きはじめました。 ◎ヒガンバナ
水湿生植物園の園路沿いに植えてあります。 ◎ヒガンバナ(白花)
地面からいきなり顔?を出してくるので、足元にも注意を。 ◎ヒガンバナ
ジュウガツザクラも咲きはじめました。 十月桜といっても毎年9月から咲き始めます。(今年の最初の花は8月末に見つけました!) ◎ジュウガツザクラ(植物ゾーン)
ギボウシも咲きはじめました。 ◎ギボウシ(秋冬花木園)
秋冬花木園ではコムラサキの実が色づいています。(5月24日付ブログで花を紹介したムラサキシキブの方は、残念ながら実をつけるに至りませんでした。) ◎コムラサキ
コムラサキのそばではキハギやマルバハギが花の盛りです。 ◎キハギ
ところで、クスノキはちょっとの風でも小枝を落としますが、今回はバラバラとかなり大きな枝を落として、そして本体は生き残っています。 でも、さすがに枝が透けて、まるで剪定した後のように空が見えていますよ。 ◎クスノキ
最後に花壇。
きょう(9月7日休園日)は、植替え準備を行なっています。 もうすぐ秋花壇に衣替えです。ナデシコやケイトウ、ベゴニアなどの花苗を植えますので、お楽しみに!
HP「花の見ごろ」コーナーでは、今咲いている花を中心に「園内の開花情報」を随時更新しています。あわせてご覧ください。 花の見ごろは次々と変わります。ご了承ください。
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