平成27年7月18日(土)
チンパンジーは、自然界ではアフリカの森林に住み
休息場所として木の枝葉を利用してベッドをつくります。
動物園では、枝葉を多くいれたり木製デッキやハンモックをつくることで
彼らが休息できる場所をつくっています。
本日は、イベントへ参加してくださった市民の方と一緒に
チンパンジーのハンモックつくりを行いました。
はじめに、実際に当園のチンパンジーと会う前の予備知識として
チンパンジーの生態や行動についてお話しました。
ほぼ毎日行なっているお昼ごはんのガイドのときには
なかなかみられないベッドつくりの行動なども
写真や映像を通してお伝えしました。
さらに、7月5日に生まれたユウコの赤ちゃんの
未公開映像をご覧いただきました。
なくなった彼女が残してくれたものを受け止めて
次につなげていこうと思います。
さて、ハンモックは3組(4名、4名、3名)の方々に
それぞれ1個ずつつくっていただき
他のお客様には、周りでつくる様子をご覧いただきました。
重くて硬い消防ホースを利用して
皆であーでもないこーでもないと
奮闘しながらつくりました。
あっという間に完成されたご家族も!
家にハンモックがあって、使って寝ていますというご家族も!!
せっかくなので、チンパンジーの気持ちをわかっていただこうと
できたてのハンモックをつかってもらって、記念撮影。
ギプスの手が、早くよくなりますように!
今日は、お兄ちゃんが大活躍でした。
お父さんの監修もすばらしかったです。
チンパンジーが大好きといってくださった娘さん、ありがとう!
先週もきてくださったお父さん、ありがとうございます。
途中から、お父さんとお母さんが2人でつくられていました☆
最後には、姉妹仲良く一緒のハンモックに!
うちのチンパンジーたちの大きさだと、2人一緒は無理かな。
でも、大きくつくればもしや・・・?
立派なハンモックありがとうございました!
皆さんがつくってくれた新しいハンモックで
喜んで寝そべる姿を近いうちにみれると思います。
今日は、記念に小さな手づくりハンモックをお土産にしました。
チンパンジーたちとお揃いですよ☆
ハンモックつくりの後は、チンパンジーのお昼ごはんガイド。
七夕のときに1番喜んでくれたスイカも用意。
今回もクッキーが早々とゲット!
ここでは、5人のチンパンジーたちが「実のなる木」から
エサを探してたべる様子を観察しながら
野生のチンパンジーをとりまく現状
国内外で、そして熊本市動植物園で行っている取り組み
目の前のチンパンジーたちの行動、群れならではの行動
チンパンジーの生態などについても伝えています。
今日の「ハンモックつくり体験」、前回の「植樹」や「実のなる木」など
イベントを通して動物園をより身近に感じていただき
野生動物の環境や生態、命の尊さや彼らの美しさ、迫力などを
目の前で感じて学べる場所として
どんどん活用していただけるようにこれからも努めてまいります。
チンパンジー班:竹田 正志、福原 真治、上野 明日香 |