平成29年6月12日(月)晴れ 熊本地震発生から425日。 九州動物学院の学生さんを対象に 「飼育動物と環境エンリッチメント」の特別講義を行ってきました。 動物を飼育する上で 動物の福祉(くらしの充実、しあわせ)は欠かせません。 その福祉には環境エンリッチメントが必要です。 環境エンリッチメントとは「くらしをゆたかにする」という意味があります。 この日は、エンリッチメントの歴史や種類、留意点なども説明しながら 当園で行っている各種動物のエンリッチメントを紹介しました。
先日当園で開催された シシオザルのエンリッチメント・ワークショップについても紹介。 その中で、飼育スタッフもSHAPE JAPANのメンバーから教わった 消防ホースタワーのつくりかたを説明して 実際に学生さんたちにもつくってもらいました(↓)。
コツをつかむと、あっという間。
4~5人で1組として、つくってもらって とても効率よく作業されているチームもありました。 こちらは、2本の消防ホースのはじをそれぞれが持って 順番に織り込んで行っています。
一方、消防ホースは1本がとても長いので 作業しやすいように短くもつ工夫をしているところもありました。
柄がわかりにくかったり固くて折り曲げにくい消防ホースもありましたが 早いところは15分、やや苦戦していたところも30分以内には 仕上げてしまいました!
最後には、完成消防ホースタワーをもって皆で記念撮影!
4個のエンリッチメント材料は、さっそく園で使わせていただきます!
これだけのチームワークがあるならば、いろんなことができそうですね。 今、九州動物学院で飼育されている動物たちも 紹介していただきましたが、色々な種類がくらしていました。 今回学んだエンリッチメントの考え方を 身近な動物たちに活用していってもらえると嬉しいです(*^^*) 診療教育班 上野 明日香
|