平成27年10月4日(日) 晴れ 本日は、【九州チンパンジーの日】 第一回目。 事前申込みいただいた6家族20名の方が、参加されました。 さて、この九州チンパンジーの日。 これは、今年から新たに設けた特別の日です。 他園のチンパンジー飼育員さんご提案のこの日の目的は 九州でチンパンジーを飼育している園館等で 環境教育を中心とした内容で同時に開催することで 多くの方々に、チンパンジーについて知っていただくことです。 いくつかの園館では、チンパンジーのガイドを中心に行われたようです。 当園でも、通常行っているチンパンジーのお昼ごはんのガイドに 市民の方々に参加していただく内容をもりこんで、開催いたしました。
まずは、レクチャーの「チンパンジーについて知ろう!」の中で チンパンジーについて、遺伝的な進化、体、社会、生息環境の現状 絶滅危惧種と人間の活動との関係 日本にチンパンジーがやってきた経緯 国内で行われている種の保存の取り組み 当園の5人のチンパンジーについて 動物園で行っている環境エンリッチメントetcを話しまして 皆さん、熱心に耳を傾けてくだ さいました。 そして、皆でえさつくり(秋の味覚バージョン)。 用意したもの:カキ、ナシ、ブドウ、クリ、煮イモ どんぐり、まつぼっくり、ひまわりの種
まずは、まつぼっくりの傘にひまわりの種を埋め込みます。 煮イモは、間にすりこむように入れていきます。 カキ、ナシ、ブドウは、「実のなる木」をつくるため カットして麻ひもで通していきます。
皆さん、とても上手です! チンパンジー舎の全天候型展示室へ移動。 ご家族ごとに用意した6本の、動物園内のどんぐりの枝。 これを中心に、実のなる木をつくっていきます。
ジャングルジムのあちこちにも、つりさげていただきました。
まつぼっくりは、ポール管の中に、ブドウは切り株の穴に。 チンパンジー達は、探し出せるかな☆
イガグリも、枝をポールにさしたり、地面などに転がしてみたり。 そして、恒例の記念撮影。
さて、チンパンジーたちの出番です。 が。 入る前に、ひと悶着があったようです。 クッキーが泣きっ面で入ってきて まっすぐ皆が待つガラス窓へ一直線。 助けを求めて、しばらく泣いていましたが 目を合わせているうちに、少し落ち着いてきた様子。 他のチンパンジーたちは、すぐに秋の味覚に夢中に。
クッキーもしばらくすると落ち着いて、食べだしました。 大人気は、カキ。 ユウコは、口いっぱいにカキをつめこみ おとしてはまたつめこみ どうにも入らなくなって手にもちかえ それでもまだカキを探しては足でつかみ 落ち着けるところに持っていって、うれしそうに食べだしました。 カナエも、手を伸ばしたのはカキ。
切り株にかくしたブドウだって、このとおり!
あらかた、甘い果実がなくなると、イガグリへ。
あいた、あいた、というのが伝わってきそうな慎重さで トゲをさけながらとりだし、おいしそうに食べていました。
お客さんとの会話や実施後のアンケートによって
伝えたいことがしっかり伝わっていたことがわかり、よかったです。 今日のイベントで知ったことや感じたことを 友人や知人へと、広く伝えていっていただけると幸いです。 それから、最後になりましたが本日のイベントを手伝ってくださった たくさんのボランティアさん、東海大学の学生さん ありがとうございました。 チンパンジー班:竹田 正志、福原 真治、上野 明日香 |