平成27年3月21日(土) 11:00~
【命を感じよう~in ふれあい 多目的室~】のイベントを行いました。
このイベントは、モルモットを実際にさわったり、みたり、きくことを通して
命(いのち)の大切さを感じていただくことを、目的としています。
本日は、11名のお客さまがご参加されました。
アシスタントは、モルモットのミヤビ、チョロ、スイカ、チャッピー、つゆ。
はじめに、本日学んでほしいこと、命とは何か考えてもらい
モルモットと、実際にふれあっていいただきました。
![2 2](https://www.ezooko.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=28&id=483&sub_id=1&flid=6224)
ヒトより小さい、やわらかい、いろんな色がある、きもちいい、
かわいい、鳴いた!うんちした!などの声があがりました。
次に、もっと生きていることを感じてもらうために
ヒトの心臓(しんぞう)の音とモルモットの心臓の音とをきいてもらいました。
登場したのは、バーチャル心音計と聴診器(ちょうしんき)。
心臓の拍動(はくどう)が、早い、遅いの違いはありますが
モルモットも、ヒトと同じように生きていることを
感じていただきました。
それから、モルモットのもぐもぐタイム。
皆と同じように、モルモットたちも毎日食べることが必要です。
当園では、乾草、モルモット用ペレットを中心に食べており
そのほか、キャベツ、ニンジン、リンゴなども食べています。
クローバー、ハコベ、タンポポの葉も大好物です。
本日は、ハコベの葉っぱをどうやって食べるのか
観察していただきました。
最後に、年をとったモルモットを皆さまにみていただきました。
年をとると、だんだん体が衰(おとろ)えてきます。
病気に対する抵抗力も弱くなり、ケガもしやすくなります。
ヒトと同じように、寝たきりになる動物もいます。
動物を飼っている方、これから飼おうと思われている方
動物のお世話は、毎日のことです。
ごはんも、掃除も、適度(てきど)な運動も必要です。
ケガしたり病気になれば、動物病院にかかる必要もあります。
年をとれば、介護(かいご)も必要です。
ヒトも動物も、この世にたった1つしかない大切な命です。
最後まで責任をもって、愛情をこめてお世話していただくことを
わたしたちは、切に願っています。
飼育第2班 上野 明日香
(おまけ)
参加されたお客さまより
「 なぜモルモットの足の指は4本しかないの?」という 質問がありました。
モルモットの前の指は 4本、後ろの指は3本です。
モルモットの後ろの指の数が少ないのは
早く走れるように進化(しんか)したからだといわれています。
指は、物をつかんだりするためには便利ですが 走るためには少ないほうが便利です。
生き物は、進化の過程で自分達のくらしに必要な部分が発達し
不要な部分は退化して、小さくなったり無くなったりしています。
ちなみに、ウマは発達した中指1本、ヒツジ・ヤギは2本指
サイは3本指で立っています。
指1本で立っているウマが、どれだけ早く走るかわかりますね。
(シマウマ 1本) (ヒツジ 2本) (サイ3本)
動物園には、このように指の数が違う動物たちがたくさんいます。
脚(あし)や指に注目してみるのも、動物園の楽しみ方の1つです。
今度こられる際には、ぜひそこも比較しながらごらんください。
本日参加された皆さま、ありがとうございました。 |