みなさんこんにちは!
環境改善に取り組むシシオザルのバックヤードからお届けします。
シシオザルはインド南部の熱帯雨林に生息して 深い森の中を自由に移動しながらくらすサル。 野生の自然環境と比べて、広さ高さは十分ではありませんが 少しでもシシオザルたちにとって快適な環境をつくっていきたいものです。
そこで、長い丸太や消防ホース もともとあったフィーダーなどを組み合わせて 三次元的な動きができるように改造しました! 消防ホースは、そのまま張ってサルの通り道にするだけでなく 編み込んで食べ物を隠すフィーダーやおもちゃとしても活躍してくれます。 消防ホースを本来の消防活動として使用するには耐用年数があり 数年で適宜交換されています。 そこで、廃棄予定だけどまだまだしっかりしているホースを 動物たちのためにいただき、各獣舎で再利用しています。
とても強い素材で、シシオザルたちが乗ったり引っ張ったり、噛みついても大丈夫。 ただ…だからこそ、かなり重く硬く、編み込むのは大仕事。 色々なおもちゃをつくりたいけど ちょっと大変そうだな…と思っていたところ チンパンジー担当チームから、おさがりをいただけることに! 四角いタワーのように編み込んだものと…
トンネルのような形の大作も! チンパンジー担当チームは、みな消防ホースの使い手。 これを編むの、大変だったろうな…
早速取り付けておやつを隠しておくと、この通り。
すぐにおやつの存在に気付き、物怖じせずにのぼっていきます。
数日後には、上でくつろぐゴロウ(♂)を発見しました。 気に入ってくれたようです!
他の動物の”おさがり”、まだまだあります!
猛獣の”おさがり”には爪痕がくっきり!
細かい傷がたくさんついているのは、ゾウの”おさがり” きっと転がしたりぶつけたりしてたくさん遊んだのでしょう。
クロサイが食べ残した竹でつくったフィーダー
(※他の動物が使ったものは、洗浄・消毒をして使用しています)
今回は、いただいた様々な”おさがり”の活躍をお届けしました。 今後もシシオザルたちのくらしをより良いものにできるよう 担当チームで取り組んでまいります。
人も動物もより一層の暑さ対策が必要な季節になりましたが ご来園の際はぜひシシオザルたちにも会いに来てくださいね! |