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草原学習~阿蘇の草原と水とゾウの関わり~

2019年10月8日(火)

草原学習プログラム

 

~阿蘇の草原とゾウの関わり~

 

 

10/8に阿蘇西小学校の5、6年生の子供たちを対象に草原学習プログラムを行いました。

毎年、環境省阿蘇自然環境事務所と共催で行っています。

 

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まずは教室で阿蘇自然環境事務所アクティブレンジャーの藤田さまより「阿蘇の草原について」

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続いて動植物園のスタッフから、「阿蘇の草原と水と動物園の関わりについて」話をしました。

 

阿蘇の草原には約600種類の植物が自生しており、

これはアフリカの自然でゾウが食べている植物の種類とほとんど同じ数です。

そんな阿蘇の野草を当園では30年も前から、メインの食事としてゾウに与えています。

 

また、阿蘇に降った雨は地面に吸収された後、地下水として湧き出しますが、

動植物園では動物たちの飲用水や掃除に使うために、毎日たくさんの地下水を使用しています。

 

草原と水、動物たちは阿蘇の恵みをいっぱいもらうことで元気に暮らしているんですね。

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話を聞いた後は、教室を飛び出して草原へ!

参勤交代で使われた石畳の跡地に行きました。

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ここで植物観察会を行いました。

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この時期、たくさんの野草を見ることができました。

もう少し寒くなると一気に見れる植物の種類は少なくなるそうです。

ススキも綺麗なこの時期は阿蘇の草原の見頃ですね。

 


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続いて、跡ヵ瀬牧野組合長の坂口さまから、「阿蘇の草原と人の関わり」についてお話がありました。

特に子どもの頃の体験として、3時間かけて馬車で牧草を取りに行った話や、「草泊まり(くさどまり)」といって刈り取った草で小屋を建て、そこに何週間も泊まりがけで仕事をした話など・・・とても印象に残りました。

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最後にみんなで野草を刈り取ってゾウにプレゼントしました。

まずは鎌の使い方から。

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全員で力を合わせて刈ってもらいました。

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刈る人、草を束ねる人、草を運ぶ人、草を積み込む人、に分かれてせっせとお仕事・・・

 

ちょうど雲間から青空がのぞいて見えて、とってもきれいでした。

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今日刈り取った青草はアフリカゾウ1頭が一年間に食べる草の大体600分の1の量。

つまり半日分の食事くらいでしょうか。

当園のゾウさんたちは本当に阿蘇の草原に支えられているんですね。

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美しい阿蘇を出発して、動植物園へ。

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青草持ってきたゾウ!

 

まってたゾウ!

 

とばかりにあっという間に平らげました。

 

上はエリ。


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こちらはマリー。

 

いつもは乾草だから新鮮な青草は美味しいことでしょう。

 

こちらの青草は何日かに分けてゾウさんのおやつとして与えます。

 

その他にもクロサイやカバにもあげる予定です。

 

阿蘇西小学校のみなさま、ありがとうございました。

 

また来年お会いするのを楽しみにしています。

 

 

インスタグラムやFacebookでは動画もご覧になれます。

 

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