2018年12月22日(土) 祝! 2年8ヶ月ぶりの 全面開園を迎えました。 大西市長出席のもと執り行われたオープニング式典の様子。
9時の開園に合わせ、正門前に並んでいるお客様。
AM9:00 いよいよ開園。 震災後、初めて正門が開いた瞬間です。 職員は正門前に並んで、お客様のお出迎えをしました。
お客様、出迎える職員のどちらの顔からも笑顔がこぼれていました。 震災後、ずーっと閉まったままだった正門。 被害が予想よりも大きかったため、修繕が思うように進まず、 いつになったらここを開けれらる日が来るんだろうかと、心配になることもあった正門。 その門が初めて開き、お客様が入って来られた瞬間、本当に全面開園を迎えられたという実感が湧きました。
開園直後の猛獣舎。 すでに沢山のお客様の姿が。 「福岡でウンピョウのイーナとジュールをずっと見ていて、今日は会いに来ました」 「到津でアムールトラのチャチャのファンになり、今日また会えるのを楽しみにしていました」 などのお声かけをしてくださったお客様もいらっしゃいました。 預かってお世話をして頂いた動物園の方々も、そこで動物達を可愛がって頂いた県外のお客様も、 本当にありがとうございました。 ぜひ、これからも当園のネコ科動物たちに会いに来てください。
植物園では「ニュートンのリンゴの木」の植樹式が行われました。 この木はニュートンが「万有引力の法則」を発見するきっかけになったリンゴの木の苗木を、小石川動植物園から分けて頂いたものです。 まだまだ若木ですが、立派に成長して大きなリンゴの実をつけてくれるといですね! 動物資料館内でも特別な展示が行われていますよ! 「あにまるず」 ~3人によるどうぶつたちの作品展~ アドさん、花巻チコリさん、コーダ・ヨーコさん、 3名のアーティストさんによる作品展です。 今回は全て動物をモチーフとした作品が展示されています。 3名の作家さんそれぞれの個性が調和している空間は、 癒されること間違いありません。
チコリさんの作品の一部。
アドさんの作品の一部。 シマウマは動植物園所有の剥製です。 剥製がとても生き生きとして見えました。 コーダ・ヨーコさんの作品。 コーダさんは園内の動物解説看板のイラストも手がけて頂きました。 是非、園内をすみずみまで回って、全ての看板を見ていただきたいと思います。
全面開園に合わせて、22日~24日の3日間、様々なスペシャルイベントを行います。 ここでは、「ミステリーバックヤードツアー」の様子をお届けします。 ミステリーって付くだけで、何だかすごくワクワクしませんか? このツアーは、行く先を内緒にして、お客様に動物園の裏側をご案内するというものです。 まずは午前の部から。 最初の目的地は・・・・・・ カバ!
ここまでカバに接近するのは一生に1回あるかないか・・・じゃないでしょうか。 なんと、大きく開いたカバさんの口にゴハンを優しく投げ入れる体験もして頂きました。
次の目的地はクロサイ! 上の写真はクロサイの寝室に入って、普段の食事メニューなどを担当者が説明しているところです。 この後、クロサイにもゴハン(枝葉)を手渡しであげて頂いたのですが、 残念ながら写真に収めることができませんでした・・・ カバ→クロサイと、動物園最高クラスのヘビー級が続きます。
この日はちょうど冬至の日だったので、 とっても大きなオニユズをカバにプレゼントしました。 ユズプールはいいにおいでいっぱい。 2頭のカバはせっせとユズを口の中に回収して回っていました。
本日午前、最後の目的地。 ミステリーツアーの終着点は・・・・
アフリカゾウ!! カバ、サイを優に超えるスパーヘビー級でツアーを締めくくりました。 こちらも、寝室の中をご案内した後、外で格子越しにゴハンを手渡ししてもらいました。 「鼻が湿ってる!」 「毛がチクチクした!」 など、大人からも子どもからも感動の声があがっていました。
ラストに、せきれい保育園から頂いたジャンボカボチャをゾウさんにプレゼントしました。 カボチャがとっても重くて、真ん中に置こうと思って運んでいる途中、一瞬だけ床に置いて休憩しようとしたら、 すぐにカボチャの上に足を乗せて踏みつぶされちゃいました。 早く食べたかったんだね・・・
とても美味しそうな顔に見えますね。 味を噛み締めているような表情。 せきれい保育園の皆様、今年もありがとうございました。 長時間お待たせしてすみませんでした・・・
続いては、ミステリーツアーの午後の部 午後の部の最初の目的地は・・・ 動物資料館! 動物資料館は魚類、両生類、は虫類、昆虫、哺乳類が展示されており、園内屈指の生物多様性スポットです。 今日は普段入れない裏側で飼育している生き物達を特別にお見せしました。 上の写真は脱皮中のヒョウモントカゲモドキにミルワームをピンセットであげているけど、なかなか食べてくれない時の様子です。 脱皮中は食欲が落ちるみたいです。
午後の部の最終目的地は・・・ どこでしょう? 大きな島の上を担当者が案内していますね。 これはチンパンジー達の島です! 島の中から外を見ると、普段とは逆のチンパンジーの目線がよく分かります。
続いて、屋内の展示室の中にも特別に入って頂きました。 高いタワーを見上げてもらっている様子です。 いつもより身近に動物達を感じられるバックヤードツアー。 今日回って頂いた動物達のことをもっと好きになってもらえなら、このツアーは大成功です。 明日以降のツアーの様子もご報告しますね。 この後、夜間開園の目玉として20:00から花火が打ちあがりました。 冬の花火は空気が澄んでいるせいか、色がきれいで、音も心なしか大きく聞こえました。 震災後ずっと応援して頂いた方々のおかげで、この日を迎えられたことを忘れずに、 これからも頑張っていきたいと思います。 23日、24日もクリスマス夜間開園を実施しておりますので、 是非皆様、足をお運びください。 皆様のお越しをお待ちしております。 熊本市動植物園スタッフ一同
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