2025年4月24日(木)
みなさんこんにちは!
ぐんぐんあたたかくなり、
早くも暑さも感じるようになりましたね。
季節の変わり目、
シシオザルの群れにも少し変化がありました。
以前、こちらのブログでもお伝えしましたが、
2月にカイガが亡くなりました。
亡くたって一週間ほど、特にツバサとアヤはそわそわと歩き回ったり
外を気にするような様子をよく見かけ、
カイガを探しているのかもしれないと感じていました。
その後もしばらくの間は群れが落ち着かず、
ケンカも少し増えたようでした。
大きなケンカが起きたらいやだな…
と思っていたのですが、
最近またおだやかな群れに戻ってきました。
中でも変化があったのが、ゴロウです。
ツバサ、アヤ、ミカの3頭はカイガの子ですが、
ゴロウはこの3頭とは母親がちがいます。
そんなことも影響していたのか、カイガの生前
ゴロウは4頭から離れて過ごす傾向が見られました。
ゴロウだけ一緒にいないのが定番でした
(左から:カイガ、アヤ、ツバサ(奥)、ミカ)
しかし、最近は他の個体といっしょに休憩したり、
メスとも毛繕いをしあったり。
エサをめぐる小競り合いは絶えませんが、
仲良くコミュニケーションをとる姿も
よく観察できるようになりました。
左から:ゴロウ、アヤ、ミカ
アヤ(右)に毛繕いしてもらうゴロウ
カイガの不在を実感したさみしさもありますが、
こうして群れが維持されていくんだな
生きていくってそういうことだよな、としみじみ。
群れの関係性は基本的に動物任せですが
これからも見守ってまいります。
群れでくらすサルを観察する一番の面白さは
コミュニケーションにあると思っています。
まずは顔と名前が一致すると、
動物園でサルを見る楽しさがぐっと高まるはず。
こちらはアヤです
シシオザルは4頭の小さな群れなので
個体識別ビギナーにぴったりです。
展示場の前に個体紹介を掲示していますので
挑戦してみてくださいね!