12月中は、まだ白いか緑色だったノシランの実(種子※)が、年が明けるとコバルトブルーに色づいてきました。 ◎ノシラン(秋冬花木園)
花茎の何本かは、観察しやすいように支えをしました。 ◎ノシラン
樹木の根元周りなどによく植えられている同じ仲間のリュウノヒゲも、よく見るとメタリックな青い色に気がつきます。こちらは、12月半ば頃から見え始めました。 ◎リュウノヒゲ(梅園ほか)
※タイトルに青い「実」と書いていますが、正確にはタネ(種子)。ノシランやリュウノヒゲ(ジ ャノヒゲ)、以前ブログで紹介したヤブランは、種子がむき出しの状態で色づきます。種子を覆っていて本来実(果実)になる子房などの部分は、かなり早い段階で剥がれ落ちるようです。
<見ごろ> ◎ヤブツバキ(低木花木園ほか)
低木花木園には、肥後つばきを16品種植えています。まだ、咲き始めですが、 ‘桜狩’、‘日月星’、‘白鶴’、‘日の丸’、などの花が次々と開き始めました。 ◎肥後つばき‘桜狩(さくらがり)’(低木花木園)
ヤブツバキの「おしべ」は筒状になっていますが、肥後つばきの「おしべ」はウメやサザンカのように広がっています。「梅芯」と呼ばれる肥後つばきの特徴のひとつで豪華な感じがしますね。
◎肥後つばき‘日月星(じつげつせい)’(低木花木園)
◎肥後つばき‘白鶴(はっかく)’(低木花木園)
肥後さざんかの方は、花も終わりに近づいてきました。 ◎肥後さざんか‘大錦(おおにしき)’(肥後六花コーナー)
◎肥後さざんか‘艶姿(えにし)’(肥後六花コーナー)
◎ニホンズイセン(春夏花木園ほか)
◎ソシンロウバイ(友誼亭横)
前回ブログのロウバイでご紹介したのと同じく、木の上の方はずいぶん鳥に食べられちゃったようです。
◎ロウバイ(春夏花木園)
例年2月初旬に開花するオガタマノキ。冬芽の中からつぼみがのぞき始めました。冬芽を保護していた茶色の葉は、はがれて木の下に落ちています。 ◎オガタマノキつぼみ(動物ふれあい広場)
花の休憩所(温室) 入り口のマホニアの花が咲きはじめました。 ◎マホニア(花の休憩所入り口)
◎マホニア花
中では、こんな花が見られます。 ◎フイリソシンカ(大温室)
◎カリアンドラ・ハエマトケファラ(大温室)
つぎつぎと咲いています。つぼみはこんなです。 ◎カリアンドラ・ハエマトケファラつぼみ(大温室)
◎ハナキリン(サボテン室)
花の終わったランの一部は養生温室に運んで管理、花を咲かせたらまた洋ラン室に持ってきて展示しています。 今展示してあるカトレアや、 ◎カトレア(洋ラン室)
ジゴペタラムなどです。 ◎ジゴペタラム(洋ラン室)
洋ラン室の入り口付近では、ヒメバショウの苞が赤く色づいています。やがて花も見られそう。 ◎ヒメバショウ(洋ラン室)
花の見ごろは次々と変わります。ご了承ください。 |