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動物だよりvol.287ゾウ糞はがきをつくろう!

2017年8月20日(日)

平成29年8月20日(日)晴れ

 

熊本地震発生から494日。

 

ゾウふんはがきをつくろう!

 

本日、イベントに事前申込みいただいた14名の方々。

 

まずは、アフリカゾウ舎へご案内。

 

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アフリカゾウのマリーとエリは

すでに朝の訓練を終えて放飼場に出ています。

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獣舎のつくりやゾウのトレーニングのはなしのあと

実際に寝室の中へ。

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アフリカゾウの力や揺れに耐えられる構造、扉などの説明

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あれ、お客さん?(エリ)

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わぁ、部屋にいっぱいきてる。

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スタッフが手を上げると

エリが鼻をあげます。

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ゾウの鼻は上唇と合体して伸びているのが

わかりますね。

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さらに、アフリカゾウが毎日食べるえさを紹介。

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現在、マリーとエリは、阿蘇の野乾草を主に食べていて

たまに青草を与えていること。

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それから、野菜や果物

大型草食獣用のペレットといわれる固形飼料

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現在、当園ではZGFという商品を購入しています。

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そして、出ました本日の主役!

ゾウのフン!

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中身を割ってみましょう!

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線維がほとんど残っています。

たまに、リンゴの種などもそのままでてきます。

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自然界のアフリカゾウは、食べ物を求めて1日に20kmも移動して

1日に100kg~200kgの植物を食べます。

そして、1日に約100kgのフンをしますが

その食べたものの約60%が未消化のまま排泄するんです。

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消化されなかった植物の種子が

ゾウによって何10kmも離れた場所に運ばれて

フンを肥料として新たな命がはぐくまれ、栄養分は大地に行き渡ります。

 

また、食べるとき木を倒すことで小さな植物にも光があたり

ゾウが土を深く掘ってでてきた水は、他動物たちの貴重な水場ともなります。

 

つまり、ゾウは破壊と再生の自然の循環の役割をもっていて

生命を支えているんです。

今日は、そんな線維を多く含んだゾウのフンの特性を利用して

はがきをつくるイベントです。

 

実際に、アフリカゾウの命のぬくもりにふれながら

後々フンとなるエサを与えてみましょう。

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マリーが鼻をのばしてくるので

手にカット野菜・果物をもってさしのべると

やさしく受け取って

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口の中に運び入れます。

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スタッフが安全のため、つきそい教えながら

給餌していきます。

ゾウの鼻先の感触も、しっかり感じられたかな。


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ゾウの迫力で近寄れないひとには棒を用意して

その棒の先に食べ物をさしてゾウに渡します。

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直接口に入れるときは

スタッフの合図で鼻をあげさせて


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口をあけたところで、ぽい、とやさしくエサをほうりこみます。

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うにょ、と口腔内のピンクの舌がみえています。

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食べ物が入ると、こぼれないように

きゅっと下唇をすぼめてフタをします。

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こんなに間近で、アフリカゾウの口の中や皮膚をみれる機会は

めったにありません♪

 

さて、ところかわって、こちらは動物資料館。

 

ゾウふんから、はがきの材料のパルプとなるまでの工程と

これから行う作業工程を説明。

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じゃあ、実際につくってみましょう!

 

まずは、やり方をしっかり学んで・・・

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どんどんつくりますよ~っ

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うん、皆さん、上手で真剣!

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紙パルプをまんべんなく伸ばします。

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コツがわかられた方は、手際よくたくさんつくっていかれます。

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はがきサイズにプレスしたパルプは

まだぬれた状態なので新聞紙にはさみ

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保護者のお母さま方には、もう1つ大事な任務が☆

ぬれた状態でもちかえられると

破けたり曲がったりしてしまうので

ここで、アイロンがけまでしていただきました。

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今日は、白、ピンク、水色の三色♪

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マーブルにもできますよ~

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動物ボランティアさんたちも

この日たくさんきていただいて

みなのアドバイスやお手伝いをしてくれました!

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ご家族で参加された方々が多く

夏休みのいい思い出になったのではないでしょうか。

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皆さん、おつかれさまでした!

思い出と、つくったはがきと、ゾウについて学んだことをお土産に

まわりのご家族・ご友人にも、ぜひ伝えてくださいね(*^^*)

 

 

上野、鎌田、北川、草野、高田、長野、平瀬

福本、吉仲、松﨑、松本 松男













 

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