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ふれあいだより久連子鶏

2017年3月22日(水)

全国のみなさんこんにちは!

熊本のみなさんこんにちは!

 

突然ですが、 「肥後五鶏」ってご存知ですか?

「ひごごけい」と読みます。

 

 

肥後五鶏とは・・

 

熊本で古くから飼われていたニワトリで、

 

江戸時代から飼われていた

「肥後ちゃぼ」「久連子鶏(くれこどり)」「地すり」

明治時代に輸入された鶏をもとに作られた

「熊本種」「天草大王」

の五種類のニワトリをまとめた呼び方です。

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そして!熊本市動植物園は

この五種類のニワトリを飼育展示している唯一の場所です!!!

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今回は、このうち久連子鶏について紹介します。

くれこ
 

久連子鶏のふるさとは、

熊本県八代市泉町久連子集落という場所です。

 

深い山奥の中、九州中央山地の険しい山々に囲まれた場所にあります。

この一帯の山には、五家荘(ごかのしょう)といって、

壇ノ浦の戦いで敗れた平家が、逃れてきた

という言い伝えが残っているそうです。

 

そして、この集落で引き継がれている、

都を偲んで踊ったといわれる「久連子古代踊り」

久連子鶏と大きく関係しています。

 

久連子鶏はオスの黒くて長い尾羽が特徴です。

 

くれこ


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久連子古代踊りの踊り手は、

この久連子鶏の尾羽が付いた「シャグマ」と呼ばれる花笠をかぶっています。

 

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昨年、五家荘の日というイベントが開かれていたので、見に行ったときの写真です!

 

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この花笠には300500本の尾羽が使われているそうです。

久連子鶏は尾羽を取るために飼育されている鶏というわけです。

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話は変わりますが・・・

 

動物園で人気者のゾウやライオンなどは、野生動物と呼ばれ、

自然環境に独自に適応し、進化してきた動物です。

 

一方、ニワトリやヤギなどの動物は家畜と呼ばれ、

食べるためだったり、働かせるために、

人との生活の中で改良され、育種されてきた動物です。

 

 

久連子鶏は、昔々九州の山奥へ人によって持ち込まれ、

踊りのために集落で守り育てられ、現在のような姿で生きています。

 

家畜は動物園の中では少し地味なポジションにいますが、

人々の歴史の中で生み出され、人間の文化と密接なつながりを持った動物なんです!!

 

 

 

もちろん、今回紹介した久連子鶏以外の肥後五鶏にも壮大なロマンが詰まっているようです。

またの機会にご紹介できれば・・と思います。

 

 

久連子鶏についてはこちらのサイトでも詳しく紹介されているのでご覧下さい。

熊本県農業研究センター

 

 

診療教育班

八代

 

おまけ

五家荘にある梅の木轟公園吊り橋

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