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動物だよりvol.47オウム・インコの日

2016年6月15日(水)

平成28年6月15日(水)晴れ

 

∮オウム・インコの日∮

 

熊本地震発生から62日。

  

 

6月15日はオウム・インコの日。

 

当園のオウム・インコたちを紹介します!

 

まずは、ヨウムの「ヨウ」(↓)

 

 0

 

灰色と白のコントラストが美しい鳥です。


3

 今回は、このヨウムにスポットをあてます。

 

 

 以前、当園に講師としてきていただいた

 

特定非営利活動法人アフリカ協議会の西原氏から

 

野生のヨウムの生息地であるアフリカの現状について

 

教えていただきました。

 

本来、ヨウムはアフリカ東部から

 

中央部、西部にかけて生息しています。

 

日本に入ってきているヨウムも

 

アジア原産のように表示されているのは間違いです。

 

 

 ヨウムは、IUCNレッドリストに登録されており

 

ワシントン条約第Ⅱ類に分類され

 

条約許可のもと輸出が認められます。

 

 

ですが、近年、この合法的な取引とは別に

 

違法捕獲されたヨウムが闇ルートを経由して

 

出回っていると考えられています。

 

 

とくに若いメスのヨウムについては

 

繁殖目的で大量捕獲されており

 

かなりの数が摘発されているそうです。

 

 

ペットショップ等でアフリカ大陸の国以外の名前が

 

記載されていたら、違法捕獲の可能性があります。

 

 

違法捕獲された鳥をペットとして飼うことは

 

需要があるということで乱獲につながり

 

それが更なる違法捕獲へとつながってしまいます。

 

 

ヨウムを今後ペットにと考えられている方

 

 また、ヨウムに限らず

 

今後、動物や鳥などの生き物を家族の一員として

 

迎えたいと考えられている方がおられましたら

 

まずは、その原産国と生息現状を先に調べてからの

 

ご検討をお願い致します。

 

 

近年、野生動物の絶滅スピードに拍車がかかり

 

生物の多種多様性が失われていっている主な原因は

 

人間の活動です。

 

これからを担うこどもたちのためにも

 

自然環境に目を向けて、グローバルな視野をもって

 

今を、そして未来に向かって生きていかなければなりません。

 

 

さて、ヨウムや

 

先月ブログにあげた、アカコンゴウインコ

 

ベニコンゴウインコ、ルリコンゴウインコ以外にも

 

当園には、多くの種類のオウムとインコがいます。

 

 

アオボウシインコの「アオ」↓


5

 

 

セキセイインコの「ハー」↓

7

 

文鳥の「ブン」↓

8

シロビタイムジオウムの「ソラ」↓


9

 

頭の飾りが、前後に動きます。

1

2

 

ここからは、パプア・ニューギニア館にいる仲間たち。


シロビタイムジオウムの「タイ」↓

 

0

 

ナナイロインコ↓

1

 

 

今は、シロビタイムジオウムとナナイロインコが同居中。

3

 

モモイロインコ↓

9

 

いつも、寄り添っています(^^)

8

 

キバタン(↓)

1

 

担当の飼育員が大好き。

 

部屋に入ってくると、すぐに降りてきてご機嫌に。

5

1

 

 

さて、今回はとくにヨウムに注目してもらいましたが 

 

来年のオウム・インコの日は

 

他の彼らにもスポットをあてて紹介します。

 

皆さまに、みて考えてもらえる良い機会になれば幸いです(^^)

 

 

 

浅井、一安、今村、岩永、上野、小川、後藤

古屋、白濱、西、林、本田、松本 直美、八代

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