シシオザル担当より、悲しいお知らせです。
2月4日にカイガ(メス・34歳)が亡くなりました。

亡くなる3日前のカイガ
シシオザルの寿命は30年ほどといわれており カイガは当園で最高齢でした。
最近は足腰が弱くなり 座ってじっとしていることも多くなっていましたが 最後まで食欲旺盛で、 大好きなバナナをほおばって食べていました。 まだまだ元気に過ごしてくれると思っていただけに とても残念です。
このブログでは、少しだけカイガの思い出を振り返ります。
カイガはアメリカのリンカーンパーク動物園で生まれ 1991年に当園にやってきました。
その後、コウヘイとの間に13頭生まれました。 彼女の子孫は全国の動物園で暮らしています。
当園のツバサ、アヤ、ミカもカイガのこどもたち。 子育て上手なお母さんでした。
そして、仲間たちからの信頼が厚く、みんなに頼りにされ 群れの中心的な存在でもありました。

一番左がカイガ
よくエサをめぐる小競り合いが起きる当園のシシオザルたちですが カイガには誰もちょっかいを出しませんでした。
毛繕いをされる場面を一番見かけたのもカイガです。

毛繕いをするアヤ(左)とカイガ(右)

カイガ(右)に寄り添うミカ(左)
最近は外に出るのに時間がかかる日もありましたが そんな時は先に外に出たツバサやアヤが 戻ってきて様子を見守っていました。

カイガのお迎えにきたツバサ(手前)とアヤ(奥)
カイガを気にかけていたのは 群れの仲間たちだけではありません。 現在の担当班はもちろん 過去の担当者からも「カイガばあさん」と親しみをこめて呼ばれ 愛されたシシオザルでした。
今までありがとう。 どうか安らかに。

最後に、献花台にお花をくださった皆さま ありがとうございました。
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