先日、ふれあい広場では「命って何だろう?見て・触って・感じてみよう!」を 開催しました。
このイベントは9月の動物愛護週間に合わせて行い 「動物は命あるもの」であることをみなさんにお伝えしています。
今回は、ふれあい広場にいる3種類の動物に協力してもらって 「命とは何か?」 みなさんに考えてもらいました。
はじめに、人間の心臓の音を聴いていきます。
聴診器を使って自分や家族の心臓の音を聴きますが 見たことはあっても実際に使ったことがある人は少ないと思います。
上手に聴こえるかな?
参加者同士の心音を聴きあったり、自分の心音に静かに耳を澄ませたり…
みなさん心臓がしっかり動いているのを確認できたようです!
次に、モルモットの心臓の音を聴いてもらいます。
モルモットの心臓の位置やふれあい方法について聞いてもらってから 実際に聴診開始!
みなさん真剣な眼差しですね!
そして、特別にモルモットにとってのおやつもあげてもらいました。
心臓の音を聴いたり、からだに触れたり、食べているところを見たり、 「生きていること」をたくさん感じていただけたと思います。
次に、心臓の音が大きく聞こえる機械を使って 色んな動物の心臓の音を聴いていきます。
まず、人間の心臓の音を聴いてもらいました!
そして、普段なかなか聴くことのできないミミナガヤギの心臓の音に…
熊本の地鶏、体の大きな天草大王の心臓の音と…
こちらも熊本の地鶏、体の小さな肥後チャボの心臓の音を それぞれ聴き比べしました。
同じ心臓の音でも動物によって速さが違うこと、 それぞれしっかり動いていて、「みんな一生懸命生きている」 ということを実感していただけたのではないでしょうか。
最後に、2頭のモルモットに登場してもらいました。
右側の個体は高齢で、左側の個体は若い個体でイベントにも出ています。
この2頭の何が違うのか、みなさんにもじっくり違いを観察してもらいました。
イベントに出ているモルモット達は健康で元気な個体ですが 生きていればケガをしたり病気になったり 年をとってうまく動けなくなったりすることもあります。
そのすべてのモルモットたちを亡くなる最後までお世話しています。
動物園だけでなく、おうちでペットを飼っている人、これから飼おうとしている人、 それぞれが動物を最後までみてお世話する。 これは、動物を飼うヒトの「責任」です。
最後は少し難しいお話になりましたが みなさんしっかりとお話を聴いてくださいました。
命とは何か? 命を預かるとはどういうことなのか? 考えるきっかけになっていただけていたら嬉しいです。
イベントにご参加いただき、ありがとうございました! |