はがきの材料はなんとゾウのウ○コ!?
8月19日(日)に動物資料館で「ゾウフンハガキを作ろう」のイベントが実施されました。当日の参加者は4家族計10名。お母さん方とお子さんたちが一緒にはがきを製作する体験型イベントです。
まず、最初にみんな持参した長靴を履いてゾウ舎を見学しました。ゾウ舎では、担当の飼育員さんたちにゾウの生活や飼育についてのお話をうかがいました。ゾウ舎は大きなゾウのおうちなので当然とても大きく、頑丈なつくりです。飼育員さんたちの安全が確保されるように人が簡単に通ることができて、ゾウは通れない幅の太い鉄格子がはめられています。
飼育員さんからお話を聞きました。
ゾウ舎の上の方に穴の空いた丸い物が吊り下げられていました。これは中にペレットを入れ、ゾウが遊びながらペレットを食べることができる装置で、ゾウが退屈しないように工夫されたものです。
穴からペレットがこぼれる仕組み
お話の後、えさやりも体験しました。鼻の先にえさをやりながら、ゾウにも触ることができました。参加した子どもたちはおっかなびっくり!!それでも、飼育員さんたちにお手伝いしてもらい「かわいい。」の声が聞かれました。
ゾウにエサをやりました。
資料館に戻ったら、簡単な説明を受けて、早速ゾウフンハガキの製作です。ハガキの枠を水に浮かべて、どろどろのパルプ(あらかじめ牛乳パックから準備してあったもの)を適量ハガキの枠に載せます。パルプの中には、ゾウのフンから取り出して加熱消毒したわらの繊維等が混ぜ込まれています。
ハガキの枠にパルプを広げます。
パルプをきれいに載せられたら、体重をかけて水気を切り、枠からはずして新聞紙の上に並べます。それにおうちの方々がアイロンを掛け、作業終了です。ですが、まだ出来上がりではありません。おうちに持って帰ってもらって、しっかり陰干ししていただいて出来上がりです。
枠からはずすとハガキの形に。
白いハガキとうすい水色のハガキの2種類を作っていただきました。枚数を重ねるうちに、だんだん上手に運ぶ作業。うっすらとわらの繊維などが見えて、手作り感満載のハガキです。皆さん、20~30枚ほどを黙々と作られました。
「このハガキで友達にお便り出したい。」「おじいちゃん、おばあちゃんに残暑見舞いを書こう。」皆さんに喜んでいただけたようです。
★☆動物資料館☆★
津田