[両生類][カエル][有尾目][サンショウウオ科]
英名／Oita Salamander
学名／Hynobius dunni
分布／日本固有種。大分県、熊本県、宮崎県の一部。
【IUCN】レッドリスト VU 危急種。
【大きさ】全長100～140㎜。
【体色】背面は黄～緑褐色で黒色の斑点が入ります。腹面は灰褐色で側面に白色の斑点が散る個体もいます。
【生息地】丘陵地の森林や竹林等に生息しています。卵と幼生の期間は淡水の中で過ごし成体になると繁殖期以外は陸上で生活します。
【食性】肉食性で幼生期はプランクトン、ミズミミズなど水中生物を食しますが成体になるとミミズやダンゴムシなどの地表及び土壌動物を食します。
【繁殖】繁殖期は2月上旬～4月上旬。森林や竹林の小さな池や周辺の水田の止水にひも状の卵のうを産みます。1卵のう中に40～100個の卵が入っています。30日前後で孵化します。
【特徴】大分県佐伯市で発見された個体から新種と認定されました。止水性種。大分県の佐伯市城山の個体群は大分県の、大分市霊山寺弁天池の個体群及び生息地は大分市の天然記念物にそれぞれ指定されています。