[両生類][カエル][有尾目][サンショウウオ科]
英名／Clouded salamander
学名／Hynobius nebulosus
分布／日本固有種。岐阜県以西の本州、四国、九州。
【IUCN】レッドリスト LC 低懸念。
【大きさ】全長60～125㎜。
【体色】暗褐色で体全体に斑紋がある場合もあります。尾の上下の部分に黄色又は黄土色の縁取り模様がみられますが生息地域によってない場合もあります。
【生息地】主に丘陵地の森林の落ち葉下や腐葉土中に生息し産卵期以外は水に入ることはありません。
【食性】肉食性でダンゴムシ、ワラジムシ、ミミズ、ダニ等を食します。
【繁殖】繁殖期は早く1～2月頃見られ山林に近い小さな池、畑や田んぼに出来た浅い水たまりにバナナ状の卵のうを産みます。卵の数は数100個程で20～25日程で孵化します。
【特徴】サンショウウオ科には池や沼、湧水の水溜まり、緩やかな流れの淀みなどに産卵する止水性の種と山地の流れの激しい渓流で産卵する流水性の種があるがカスミサンショウウオは代表的な止水性の種です。