もうすぐバレンタイデーですが、園内の鳥たちの中にも恋の季節が訪れています。
クジャク舎ではオスが飾り羽を広げる姿が見られるようになりました。
羽を広げるだけではなく、震わせてバラバラと音を鳴らしながらその場で周り、
メスにその美しい姿をアピールします。
広げているときはもちろん、閉じているときの流れる錦のような後姿も見事です
隣のオシドリ舎でも、まるでイチョウの葉のような形をした茶色の風切り羽(イチョウ羽)を立てるようにして、
オスがメスの近くを泳いでいる様子が見られます。

熊本ならでは!?の「銀杏羽」。お隣のアメリカオシにはありません。
無事カップル誕生!ということになれば、
春~夏にかけてヒナの誕生に期待が持てます。
立春(2月4日頃)から大暑(7月23日頃)の間は、
繁殖率が良くなるように、餌も種子類やミネラル、ビタミンが多めの栄養価の高いものを与えています。
クジャクの飾り羽、オシドリの「イチョウ羽」、ともに時期が終われば自然と抜け落ちてしまいます。
通りかかった足を思わず止めて見惚れてしまうほどの美しい姿、 この時期限定です。ぜひじっくり観察されてみてくださいね!
飼育第二係 高木 美緒
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