[ほ乳類][サル][霊長目][オナガザル科]
英名/Golden snub-nosed Monkey
学名/Pygathrix roxellana
分布/中国湖北省、シャンシー省、カンスー省、四川省
【IUCN red rist 絶滅危惧分類】
EN(ENDANGERED)絶滅危惧
【大きさ】体長約60-75cm 尾長50-70cm 体重オス15Kg メス10Kg
【体色】全身が茶褐色やオレンジ色などの長い毛でおおわれているが光の具合などによって金色に見えるためゴールデンモンキーと呼ばれることもあります。腹部は淡い色をしていますが目の周りと鼻、口の部分には毛が無く目の周りは水色、口は白っぽいが水色を帯びています。
【生息地】中国中西部の1年のうち6か月は雪に覆われている山地の森林に生息しています。標高1,500-3,400m、年間の平均気温は6.3℃、冬の最低気温は-8℃、夏の最高気温は22℃となっています。
【食性】植物の葉が主食の霊長類(リーフイーター)ですが、樹皮、果実、種子、地衣類、昆虫、鳥類やその卵なども食べます。
【生態】1頭のオスと複数のメスの群れを形成します。
【繁殖】繁殖時期は8~11月頃。妊娠から出産までの期間は200日程度で1産1子。
【特徴】口の両端にあるイボは成熟した大人のオスのみにあります。
【国内の状況】国内で唯一熊本市動植物園でのみ飼育、オスのフェイフェイ、メスのヨウヨウの2頭です。2頭はとても仲が良く、抱き合ったり お互いに毛づくろいしたり微笑ましい様子を見ることができます。
関連ワード/絶滅危惧、中国、第一級保護