【IUCN red rist 絶滅危惧分類】
NT(NEAR THREATENED)準絶滅危惧
【大きさ】70cm
【羽色】雌雄同色
【渡り】行いません。
【生息地】
ニューギニア東北部、西パプア諸島の低地林。2～10頭の集団で地上生活をし、樹上で休息をとります。
【食性】
植物食で、果実、種子などを食べます。地表で採食を行います。
【繁殖】
一夫一妻制であり、巣作りは一般的なハトと同じように樹上に作ります。卵は1個、ヒナはほぼ裸の状態で生まれ、親の胸元で過ごします。他のハト類と同様にハトミルクで育ちます。10日ほどで羽が生え始めます。1月程度で親と変わらない大きさにまで成長し、巣立ちます。
【美しい扇】
前胸部は赤紫色で、尾の先端は明るい青色である。ハト目では最も大きい種です。全身が濃い灰青色で、頭部に先端が白色の扇状の冠羽があります。ムネアカカンムリバトによく似ていますが、冠羽で見分けることができます。
【計画管理種】
公益社団法人日本動物園水族館協会の計画で、全国の動物園で計画的に繁殖を推進していく種に指定されています。当園がオウギバトの担当をしており、全国のオウギバトの血統登録簿（人間でいう戸籍のようなもの）を作成し、遺伝的に適した個体を動物園同士で移動して繁殖を進めるよう調整しています。
熊本市動植物園公式インスタグラム”オウギバトの子育て”
熊本市動植物園公式インスタグラム”オウギバトのヒナの冠羽が伸びてきました”