[ほ乳類][ウサギ、ネズミ][囓歯目][リス科]
英名／Japanese Giant Flying Squirrel
学名／Petaurista leucogenys
分布／日本の本州、四国、九州
【熊本県】レッドデータ NT（準絶滅危惧）
【大きさ】体長30～40㎝、体重800～1200ｇ。
【体色】背面が褐色で腹面は白色をしています。頬から目の上にかけてよく目立つ白斑があります。
【生息地】山地から平野部の森林や雑木林などに生息しています。
【食性】植物食が主で木の葉、木の芽、花、果実等ですが昆虫類なども食します。
【繁殖】メスは1～3頭のオスと交尾しますがオスはタンパク質で出来た物質を射精後に放出しこれがメスの体内で交尾栓と呼ばれる白い塊になります。後から交尾するオスはワインの栓抜きのような形になっている陰部で交尾栓を抜き取った後に交尾を行います。妊娠期間は75日前後で1産1～2子。
【特徴】飛ぶときは木と木の間を身体にある被膜と呼ばれる膜で風を受けて滑空移動します。夜行性なので昼間は樹洞などにひそんでいます。尾は体長と同じほど長く、このふさふさとした尾は空中でのバランスをとるのに役立っていて樹木に降り立つ時にはエアブレーキの役目も果たしています。