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動植物園の役割

動植物園の役割

最終更新日[2022年3月29日]
 動植物園の社会的役割は、種の保存、教育・環境教育、調査・研究、レクリエーションです。
 
 それぞれの役割は。

 1.種の保存

 種の保存とは、地球上の野生動物を守り、次の世代に伝えていくこと(希少動物の保護)です。絶滅しそうな生き物たちの生息環境を守っていくことはもちろんのこと、動植物園では、動物を展示するだけではなく、飼育下の環境において、生息地の外でも生きて行ける場を与え、繁殖を行い、遺伝子を絶やさないようにています。

 本園では、動植物のコレクションプランを作り、日本国内の他の動物園・植物園と協力し、飼育栽培・繁殖を計画的に行っていきます。国内希少動植物であるニホンイヌワシやトサシミズサンショウウオ、国際的な希少種であるクロサイやチンパンジー等の繁殖にも積極的に取り組んでいきます。


 2.環境教育

 本や映像からでは得ることのできない、生き物のにおいや鳴き声を実際に体験できるのは、動植物園の特徴です。また、生き物を見ているうちに「この生き物は、どんなところに住んでいるのかな」「何を食べるのかな」などと思うでしょう。それに答えてくれるのが、動植物園です。動植物園を訪れると、職員がガイドで生き物の説明をしたり、講習会やワークショップが開催されています。動植物の生態を理解してもらい、環境教育にも結びつけたいと考えているからです。

 私たちの生活は便利になりましたが、地球上の生き物たちが住むことのできる場所がだんだん少なくなっています。そういったことを知り、人間がどうすればいいのかを考えるきっかけになるための「野生への入口」として様々な気づきを得られる取り組みを行っていきます。


 3.調査研究

 動植物園では、様々な種の野生動植物を飼育・栽培しています。この地球上では、まだわかっていないことも多く、生息域においても調査・研究が進んでいない動植物も多くあります。飼育栽培下での動植物の調査研究を進めることでその生態等を解明し、種の保存や教育に活かしていくことも大事な役割です。また、動物の福祉に配慮した飼育を行うためには、環境改善の取り組みの効果測定が重要であり、調査研究により科学的に検証しなくてはなりません。

 調査研究は、動植物園だけでは不可能な部分もあるため、大学等の専門機関と協力して進めていきます。


 4.レクリエーション

 動植物園の来園者の目的は様々です。レクリエーションとは、自発的・創造的な活動という意味があります。動植物園に来園されたた方々が楽しい時間を過ごしながら、自然の素晴らしさや命の大切さを感じてもらい、生きる活力を得られる場にしていきます。動植物園の社会的役割は、種の保存、教育・環境教育、調査・研究、レクリエーションです。

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