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園からのお知らせ

エンリッチメント大賞2023で正田賞を受賞しました。

最終更新日[2023年10月31日]
市民ZOOネットワークが主催するエンリッチメント大賞2023において、熊本市動植物園と熊本県森林組合連合会との連携が「サスティナブルな笹の利用を可能にした関連団体とのネットワーク」として正田賞を受賞しました。

1「エンリッチメント大賞」とは?

    動物園・水族館に対する社会的な意識を高め、環境エンリッチメント1を推進するため、「市民ZOOネットワーク2」が創設したもので、全国の各園館や来園者の応募の中から、審査のうえ「大賞」、「正田賞」、「その他各賞」等が決定されます。

    正田賞は2022年に新設されたもので、市民に対して動物福祉を伝える点や市民との連携を評価されたものです。


 ※1 飼育動物たちの生活環境を豊かにする様々な工夫・試みのことです。

 ※2 「動物園を通じて人と動物の関係を考える」をテーマに、平成138月より本格活動開始し、エンリッチメント大賞の企画運営、セミナーやワークショップの開催、動物園に関わる各種情報の提供等の様々な活動を行っているNPO法人です。

2 受賞した「サスティナブルな笹の利用を可能にした関連団体とのネットワーク」について

笹とアコ
20223月、当園にレッサーパンダが導入されました。しかし、エサとなる笹の安定的な入手が困難な中、熊本県森林組合連合会から、「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」を利用した竹や笹の提供について提案がありました。現在、4団体の協力を得て安定的な笹の供給が可能となりました。

安定して笹を供給できたことによって、動物の嗜好性が満たされ、笹の採食量の増加、健康維持につながりました。また、余剰の笹はゾウやサイ等他の動物にも利用しています。一方で、協力団体からは、荒廃していた竹林の整備、資源活用につながったと報告を受けました。

 ・全国的に問題となっている竹林整備の問題と、動物園の問題とがうまく合致し、双方に大きなメリットを生みだしたこのネットワークの形成が、未開拓分野への進出として他園館の先駆けとなる取り組みであると高く評価されました。


詳細はこちら↓↓
エンリッチメント大賞2023 (zoo-net.org)

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