ミヤコカナヘビは鮮やかな緑と長い尾が特徴のトカゲの仲間です。
沖縄県宮古諸島にだけ住み、昔は草地や住宅地周辺でも見られましたが、現在は非常に数が減って絶滅危惧種となっています。その理由は、外来種(イタチ・インドクジャク等)に食べられたり、人による開発やペット目的での乱獲です。
そこで、環境省と国内の動物園や水族館が集まって作っている『日本動物園水族館協会』では、ミヤコカナヘビを絶滅から救う活動(保全活動)に取り組んでいます。その内容は、色々な動物園で協力してミヤコカナヘビを飼育し数を増やす方法を確立するというもので、熊本市動植物園もこの活動に取り組んでいます。
今回、ミヤコカナヘビの生態や動物園における保全の役割及びその魅力について、より多くの方に知っていただきたく、生息地での現状を研究している琉球大学の戸田守准教授、札幌市円山動物園でミヤコカナヘビの初繁殖に成功した本田直也氏をお招きしてシンポジウムを開催します。司会は、村上美香さんです。
また、シンポジウムの開催にあわせて、当園で孵化したミヤコカナヘビの赤ちゃんを期間限定(3/16~3/22)で特別に展示いたします。(ただし、動物の健康状態によっては展示を休止または期間短縮する場合もあります。)
1 開催日時 : 令和6年(2024年)3月16日(土)13:00~16:00
2 場 所 : 動植物園 いきもの学習センター レクチャールーム
3 対 象 者 : どなたでも
4 内 容
(1)「ミヤコカナヘビについて~進化・生態から保全まで~」 講師 戸田 守 先生
(2)「動物園におけるミヤコカナヘビ保全の役割について」 講師 本田 直也 先生
(3)「熊本市動植物園でのミヤコカナヘビの飼育・展示・啓発について」
講師 熊本市動植物園 ミヤコカナヘビ担当飼育員 白木 みちる
5 司 会:村上 美香 氏
6 参 加 料 : 無料(別途入園料が必要です。)
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