今日は動物資料館の裏側のお話しをします。
最近、予備水槽で飼育しているドンコのおなかが大きくなってきました。
……ということはメスのドンコです!!
さっそくお婿さんを探そう!ということで網をしかけて園内のよし池でオスと思われるドンコをGETしました。
池からやってきたドンコは、まず薬で薬浴します。
そしていよいよお見合い(ペアリング)のときです。
まず、メスのいる水槽の水をチューブから少しずつ移して、今までとはちがう水に慣れさせます。これを水合わせといいます。普段と変わらず、呼吸も落ち着いているので、水合わせ成功かな~ということを確認します。
ドンコは普段1匹で暮らしているので、いきなり一緒にすると「なんだアイツは!」となります。とりあえず初めての対面はアクリル板ごしに……。
ドンコ Odontobutis obscura
2~3時間たったころ、オスと思われるドンコが水槽上部のアクリル板のすきまから移動して2匹が寄り添っていました。
そこでアクリル板をとりはずし、同居がスタート☆
オスが押され気味ですが、なんとかなるかな……?
まだなわばりも安定していない感じですが、5~7月の繁殖期には卵を生んでくれるといいなーと思います。
~予備水槽ってなあに?~
動物資料館にはみなさんが普段見ている展示水槽とは別に、予備水槽というものがあります。予備水槽には、病気の魚の治療、予備の生き物の飼育、生き物の研究などの目的があります。予備の生き物とは、展示している生き物が病気になったりして展示できなくなったときに交代で展示するために飼育されている生き物のことです。 |