今日は、ぽかぽか気持ちのいい日になりましたね。
暖かくなり、いろいろな動物たちが動きはじめる季節がやってきました。
先日、動物資料館のカメたちも冬眠から覚めました。
ミツユビハコガメ ヨツユビリクガメ
カメやヘビなどの変温動物には、体温を一定に保つしくみがありません。
まわりの温度が上下すると体温も同じように上下します。
そのため日なたでからだを温めたり、日かげで涼んだりして体温を調節します。
寒い冬、気温が下がるとからだの動きがにぶくなります。
消化のはたらきが弱くなるなど、体内にも影響があります。
そこで、あらかじめ栄養をたくわえて、じっと冬が過ぎるのを待ちます。
動物資料館のカメたちは水槽で暮らしています。
そこで、冬眠のために枯葉を入れてもらいます。
水の中で暮らすスッポンとイシガメ、カミツキガメは水の中に枯葉を入れます。
深さ20~30センチほど水を入れると、その中で冬眠します。
そうです、水の中で冬眠するのです。
からだの機能が低下していて脈拍数や呼吸数が減っていることや、皮膚呼吸できることで長い時間を水中で過ごすことができるのです。
イシガメ スッポン
のんびり見えるカメたちも、こうして暮らしに目を向けるとまた違った一面に出会えますね。
動物資料館にはそんな発見がつまっています。
ぜひ遊びに来てください。 |