ニホンカナヘビ
takydromus tachydromoides
全長16~25cm、日本固有種
カナヘビは名前に「ヘビ」とついていますが、ヘビではありません!
カナヘビという名は、一説にはかわいらしいヘビということで「愛蛇」と呼ばれるようになったといいます。
また外見はトカゲに似ていますが、体の表面がガサガサとしてつやがありません。
身の危険が迫ると尾を自切して敵から逃げます。
自切したあと尾は再生しますが、まれに2本の尾がはえるものもいるようです。
さて、動物資料館で飼育しているニホンカナヘビのゲージを掃除しようと、ゲージのふたを開けると……白い卵をひとつ発見しました!!
2012.06.09 一円玉と大きさを比べてみてください。
1匹のみの飼育ですから、受精卵の可能性は低いのです。
それにしても、メスだったなんて……
最近食欲が落ちたのは産卵のためだったのでしょうか?
とにかく元気はあるようなので一安心です。
ニホンカナヘビの繁殖期は5~8月、落ち葉や土の中の巣に年に2~3回産卵します。
動物資料館ではニホンカナヘビと卵を展示しています。
ぜひ見に来てください★
動物資料館
参考
「くまもと自然大百科」、熊本日日新聞社、平成7年 |