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園長日記

~大好きな本~

2012年2月15日(水)

本 

 

私は現在56歳ですが、今まで数多くの本と出合い影響を受けました。

 

その中でも、この3冊「センス・オブ・ワンダー」「ソロモンの指輪」「ドリトル先生シリーズ」は、特に動物たちと関わる私の心の支えとなっています。

 

 

「ドリトル先生」は、エディ・マーフィー主演で映画化もされ大ヒットしましたね。

私が大学の獣医学科に入学した時、動物病院の教授がこう話されたのを、今でも鮮明に覚えています。

 

「君たちは、ドリトル先生にならなくてはならない!」?????

 

「つまり、動物たちと話せるようになることです。」?????

 

もうお分かりでしょうけど、物言わぬ動物たちと心の会話ができる獣医師になってほしいということです。

 

「ひゃー!」

口では簡単に言えるけど、「これはむずかしい!」と思いました。

 

だまされたと思って、ドリトル先生シリーズ(ヒュー・ロフティング作)を購入し読んでみました。

これが、実に楽しくおもしろいのです!!!!

博物学者ドリトル先生と靴屋の子トミー・スタビンズと動物たちがおりなすたくさんのものがたり。限りなく深い愛情と少しも難しくなく、今動植物園もとめられている楽しさのようなものが全編をとおして流れています。

 

 

「ソロモンの指輪」はノーベル生理医学賞を受賞されたコンラート・ロレンツ博士による動物行動学の入門書です。入門書とかかれていますが、内容は深く、ともに暮らす動物(ハイイロガンやコクマルガラスたちへの愛情に満ち溢れています。ハイイロガンの観察などから「impriting(刷り込み)」の概念を名付けられたことでも有名ですね。

タイトルは、古代イスラエルのソロモン王が、全ての動物と話ができる指輪を持つという故事にちなんでます。

 

 

最後に「センス・オブ・ワンダー」。「沈黙の春」で環境ホルモンの問題にいち早く警鐘を鳴らした海洋生物学者レイチェル・カーソンの著作です。レイチェルが甥のロジャーと自然の様々な体験を共有するさまが、美しく抒情的な文章でつづられています。

 

最後のメッセージも素晴らしいので、ご紹介しますね。

 

「自然にふれるという終わりのないよろこびは、けっして科学者だけのものではありません。大地と海と空、そして、そこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身をおくすべての人が手に入れられるものなのです。」

 

 

それぞれ好きになった理由はありますが、井伏鱒二、日高敏隆、上遠恵子3氏の素晴らしい翻訳もあったからだと思います。改めて感謝です。

 

 

 

ところで「動物たちと話せる……」とは、まだまだ程遠いところにいる私です………

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