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キンミノバト

キンミノバト
キンミノバト2
ミノバト3
[鳥類][ハト][ハト目][ハト科]
英名/Nicobar Pigeon
学名/Caloenas nicobarica
分布/インドネシアやニューギニア、ミャンマー沖にあるニコバル諸島、ソロモン諸島
【IUCN red rist 絶滅危惧分類】
 NT(NEAR THREATENED)準絶滅危惧
【大きさ】40cm
【羽色】雌雄同色
【渡り】行いません。島から島まで移動し、通常は捕食者いない沖合の小島で眠り、食料の多い島で主に活動します。
【生息地】
 小さな島々の密集した森林と東南アジアに位置するニコバル諸島の沿岸地域に生息しています。
【食性】
 種子や果実、昆虫などを食べます。
【繁殖】
一夫一妻制であり、巣作りは一般的なハトと同じように樹上に作ります。卵は最大2個、ヒナはほぼ裸の状態で生まれ、親の胸元で過ごします。他のハト類と同様にハトミルクで育ちます。10日ほどで羽が生え始めます。1月程度で親と変わらない大きさにまで成長し、巣立ちます。
【生息数】
 ミノバトは胃石(食物の消化を助けるために胃(筋胃)の中にある石)が宝石のように美しいため、食用としてだけではなくそれを目的に捕獲される可能性もあり、減少しています。そのためワシントン条約の付属書Ⅰに指定されており、生体だけでなく、その副産物の取引も禁止されています。
【遺伝子】
 現存する鳥類のうち、最もドードに遺伝的に近縁な種と言われています。
*ドードとは、マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた鳥で、隔絶された環境で天敵もいなかったため、警戒心も低く、飛べずに地上をよたよた歩く鳥だったため、人間による乱獲と人間が持ち込んだ動物により、発見からわずか83年で最後の目撃となり絶滅してしまいました。

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