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園長日記

キンシコウへの誘(いざな)いVol.1

2013年8月13日(火)

キンシコウへの誘(いざな)い Vol.1

 

熊本市は生活水の100%を地下水でまかなっている全国でもまれな都市です。

また、熊本市動植物園は、市民のオアシスであり豊かな水環境のシンボルでもある「江津湖」に隣接している珍しい「水辺の動物園」です。この「水辺の動物園」から飼育動物をご紹介していきたいと思います。

 

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(写真1 航空写真「江津湖(上部に動植物園)」)

 

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(写真2 江津湖畔より動植物園を望む)

 

まず1番目は、日本では現在、本園でしか見ることができないキンシコウ(金絲猴)です。

キンシコウは中国陝西省、シンレイ山脈の標高3000m級の高地に暮らすオナガザル科の仲間です。ジャイアントパンダ、トキと同じ生息域であるといわれています。美しい金色の毛並みと独特の愛らしい顔をしています。

 

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(写真3 キンシコウ1

 

 

 

熊本へ初のお目見えは平成元年の7月、熊本市制100周年と開園60周年を記念するもので、このときは上海動物園から4ヶ月間の短い来園でした。

 

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(写真4 市制100周年オープニングパレード)

 

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(写真5 金絲猴来園のPR看板)

 

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(写真6 市民の人気を集める金絲猴)

 

キンシコウが中国に帰国後、熊本市民の強い要望もあって、中国動物園協会のご好意で

「長期学術共同研究」を行うことを目的とした再来園が実現できました。

来園は平成5915日です。中国西安動物園から雄の宝々(パオパオ)雌の貝々(ベイベイ2頭にキンシコウが名古屋空港経由で熊本にやってきました。

来園当初約1ヶ月間24時間体制で飼育にあたりました。5年前の飼育経験があるものの、違う環境で育った個体ですので、慎重に飼育にあたりました。

 

キンシコウはリーフイーターですので、園内の木の葉(トウネヅミモチ、マサキ等の常緑樹)をきらさない様に与え、後はおやつとして果物野菜を朝夕与えました。しかしなかなか熊本の環境になれず、採食量にムラがあったり、下痢をしたりで心配が絶えません。2週間後何とか順調な飼育ができるようになり、一般公開にこぎつけました。

 

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(写真7 葉を食べるキンシコウ)

 

観察を続けているうちに、キンシコウはとても平和的?なサルだということがわかりました。野生では厳しい環境の中で暮らしているにもかかわらず、おっとりとして鳴声もかわいいのです。餌の取り合いで多少険悪なムードになった時は、すぐにヒシと抱擁してグルーミングに移ります。仲直りのためのコミュニケーション能力が素晴らしい。これは私の実生活でも大いに参考となりました(本当に!)。

 

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(写真8 平成元年来園時の金絲猴2頭)

 

そうこうしているうちに、中国から飼育係と獣医師がやってきました。

<キンシコウへの誘(いざな)い Vol.2につづく>

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