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命を感じよう~ in ふれあい 多目的室~

2015年3月21日(土)

平成27年3月21日(土) 11:00~

【命を感じよう~in ふれあい 多目的室~】のイベントを行いました。

 

このイベントは、モルモットを実際にさわったり、みたり、きくことを通して

命(いのち)の大切さを感じていただくことを、目的としています。

本日は、11名のお客さまがご参加されました。

アシスタントは、モルモットのミヤビ、チョロ、スイカ、チャッピー、つゆ。

 

 いのち

 

はじめに、本日学んでほしいこと、命とは何か考えてもらい

モルモットと、実際にふれあっていいただきました。

 

ふうけい 

 

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6 

 

ヒトより小さい、やわらかい、いろんな色がある、きもちいい、

かわいい、鳴いた!うんちした!などの声があがりました。

 

次に、もっと生きていることを感じてもらうために

ヒトの心臓(しんぞう)の音とモルモットの心臓の音とをきいてもらいました。

 

登場したのは、バーチャル心音計と聴診器(ちょうしんき)。 

 

 

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心臓の拍動(はくどう)が、早い、遅いの違いはありますが

モルモットも、ヒトと同じように生きていることを

感じていただきました。

 

それから、モルモットのもぐもぐタイム。

皆と同じように、モルモットたちも毎日食べることが必要です。

当園では、乾草、モルモット用ペレットを中心に食べており

そのほか、キャベツ、ニンジン、リンゴなども食べています。

 

クローバー、ハコベ、タンポポの葉も大好物です。

 

本日は、ハコベの葉っぱをどうやって食べるのか

観察していただきました。

 

 

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最後に、年をとったモルモットを皆さまにみていただきました。

年をとると、だんだん体が衰(おとろ)えてきます。

病気に対する抵抗力も弱くなり、ケガもしやすくなります。

ヒトと同じように、寝たきりになる動物もいます。

 

動物を飼っている方、これから飼おうと思われている方

動物のお世話は、毎日のことです。

ごはんも、掃除も、適度(てきど)な運動も必要です。

ケガしたり病気になれば、動物病院にかかる必要もあります。

年をとれば、介護(かいご)も必要です。

 

ヒトも動物も、この世にたった1つしかない大切な命です。

最後まで責任をもって、愛情をこめてお世話していただくことを

わたしたちは、切に願っています。

 

 

                   飼育第2班 上野 明日香

 

 

 (おまけ)

参加されたお客さまより

「 なぜモルモットの足の指は4本しかないの?」という 質問がありました。

   

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モルモットの前の指は 4本後ろの指は3本です。

 

モルモットの後ろの指の数が少ないのは

早く走れるように進化(しんか)したからだといわれています。

指は、物をつかんだりするためには便利ですが
走るためには少ないほうが便利です。

 

生き物は、進化の過程で自分達のくらしに必要な部分が発達し

不要な部分は退化して、小さくなったり無くなったりしています。

ちなみに、ウマは発達した中指1本、ヒツジ・ヤギは2本指

サイは3本指で立っています。

指1本で立っているウマが、どれだけ早く走るかわかりますね。

 

  しまうま  ひつじ   サイ

(シマウマ 1本)  (ヒツジ 2本)     (サイ3本)   

 

 

動物園には、このように指の数が違う動物たちがたくさんいます。

脚(あし)や指に注目してみるのも、動物園の楽しみ方の1つです。

今度こられる際には、ぜひそこも比較しながらごらんください。

 

本日参加された皆さま、ありがとうございました。

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