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動物だよりvol.542 自然繁殖!インドクジャクの赤ちゃん

2018年9月10日(月)

平成30年9月10日(火)

 

 

熊本地震発生から880日。

 

 

 

 

今日はほのぼのとする話題をお届けします。

 

インドクジャクの赤ちゃんが「自然繁殖」しました!

 

自然繁殖」というのは、母鳥が自分で卵を温めて孵化させることです。

 

これに対して、人が卵を回収し、孵卵器に移して孵化させた場合を「人工孵化」といいます。 

 

ここしばらく、インドクジャクの卵は人工孵化でしか孵化していませんでしたので、めずらしい出来事に驚きました。

 

 

1

 

6月25日

 

母親が抱卵(卵を温めること)しているのに気づく。

 

よーく見てください。

 

大きい卵(右上)と小さい卵(左下)があるのが分かりますか?

 

インドクジャクの卵は大きい方だけです。

 

実は、小さいほうの卵は、ホロホロチョウの卵なんです。

 

頑張りやのお母さんクジャクは、自分の卵だけなく、ホロホロチョウの卵まで一緒に温めていました。

 

その数、全部で13個!!

 

体全体で一生懸命温めていました。 

2

 

 

8月10日

 

通常の抱卵期間である1ヶ月間を過ぎても孵化しないので、心配していたところ・・・

 

8月9日に卵が孵りました!

 

上の写真は生まれて1日後です。

 

体つきも足腰もしっかりしているようです。

 

孵った卵は1個だけでした。



3

 

8月19日

 

生後10日の様子。

 

自分で大人と同じエサをつついています。

 

ヒナ鳥用にミルワームという小さな虫と、麻の実も加えてあります。


4

 

8月23日

 

生後2週間の様子。

 

小さな体で、お母さんと同じ止まり木に止まっています。

 

生後2~3日頃から、自力で止まり木に上がれるようになったそうです。

 

小さいのにパワフル。

5

 

9月1日

 

最近の様子です。

 

約1ヶ月で体も大分、大きくなってきました。

 

頭のてっぺんにちょびっと生え始めてきたものは、冠羽でしょうか。

 

お母さんみたいに綺麗な冠羽になるには、まだまだ時間がかかりそうですね。

 

 

雛がもう少し大きく育つまでは、安全を考えて、日中、親子は室内に閉じ込めにします。

 

なので、お披露目は少々先のことになると思いますが、デビューの際はご報告します。

 

その際は、ぜひ、お越しいただければと思います。

 

 

いっぱい食べて大きくなれよー!

 

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